花蓮?無双 序章 (平穏な日々)
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左慈との戦いによりみんなとこの外史に来た。

この外史ではみんなと仲良くでき本当に平和だった。

貂蝉いわく俺が作った外史だったがそれでも決めなければいけない事があった。

それは結婚相手だった。

俺は学園在学中ある人に告白し、卒業と同時に結婚した。

みんなこの結婚を祝福してくれた。

そして嬉しい事に娘も生まれた。

本当に幸せな生活だ…。

 

「一刀〜起きなさ〜い」

 

いつもの朝俺の奥様はいつものように起こしに来た。

 

「〜や〜」

「も〜いつもいつも!早く起きなさ〜い!」

「あの起こし方をしたら……起きる」

「……もう…(チュ)」

 

俺はいつも奥様が起こしに来る時にはもう起きているのだがこの起こし方をして欲しい為寝たふりをするのだ。

奥様もそれを分かっているのだがあれをするのは恥ずかしいらしい。

 

「…………おはよう。蓮華」

「おはよう…ってもう!新婚じゃないんだぞ」

「いいじゃないか!夫婦仲良くするのは」

「そうだけど…朝食出来てるわよ」

 

蓮華はこの世界に来てから料理など家事全般を覚えた。

初めの方は壊滅的に駄目だったが今ではそつなくこなしている。

本当に呉王としての面影がないな…。

 

「ところで花蓮は?」

「もう起きて一刀が来るの待ってるわよ」

「じゃ、いこっか蓮華…(チュ)」

「…もう馬鹿」

 

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居間に行くと愛娘がチョコンと座っていた。

愛娘は俺が来たの気付き抱きついてきた。

 

「ぱぱ〜、おはよう〜」

「おはよう花蓮…(なでなで)」

 

俺はそういうと愛娘花蓮の頭をなでてあげた。

娘について説明しとこう。

名前は登で真名は花蓮だ。

この外史では真名はいらなかったのだがあの世界とのつながりが欲しかったのでつけたのだ。

性格はパパっ子だ!ホント甘えたさんです…。

 

「こ〜ら!花蓮もパパも早く席に着きなさい!」

「は〜い」

 

そう言うと三人は席につき朝食を取った

今日の朝食はご飯に味噌汁、鮭の塩焼きと昨日残った肉じゃがだった。

 

「ホント…これを見るとママの好みが変わったと実感するよ」

「仕方がないじゃない!…パパが好きだったんだから…」

「ママ…」

「パパ…」

 

いつもこの会話になると二人の世界に行ってしまう一刀と蓮華。

しかし、かまってくれないと怒る娘が隣にいた。

 

「ぱぱ〜!かれんも〜…(ポカポカ)」

 

花蓮は一刀の足を蹴った。

 

「痛いよ花蓮〜」

「ぶ〜」

「パパが悪かったよ〜許して花蓮〜(なでなで)」

 

と言いながら花蓮の頭をなでた。

花蓮もすぐに機嫌を戻した。

 

「ご馳走様・・・さてと」

「パパ、今から行くの」

「ああ・・・ママは?」

「私は思春と買い物に行ってから行くわ。花蓮はどうする?お留守番する?」

「ぱぱといっしょにいく〜」

「ホントにパパが好きなのね〜花蓮は…誰に似たのかしら?」

「きっとママだろう…と、いってきます」

「まってよ〜ぱぱ〜。ままいってきま〜す」

「もう…いってらっしゃい………さてと私も準備しますか…」

 

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一刀と花蓮は道場に向かった。

一刀は卒業後、小さいながら道場を開いた。

あの世界では確かに劣っていたがこの外史ではそれでも強かった。

又、蓮華もたまに手伝ってくれて今はそれなりに生徒も増えている。

 

「先生御願いします」

「おう!それじゃあ構えて!」

「はい!」

 

一刀と花蓮が道場に到着し生徒たちも剣術の稽古をつけていた。

花蓮はその様子をおとなしく見ていたがある人影を見つけた。

 

「…あ、まま〜とししゅんおね〜ちゃん」

「こら、花蓮!今パパお仕事中でしょ…静かにね……」

「うん…おね〜ちゃんこんにちわ」

「うむ…さすが蓮華様のご息女…礼儀正しいな」

「もう!思春ったら…それともう様付けはやめてって言ってるじゃない」

「そうでしたね…蓮華さん」

 

花蓮と蓮華たちが話しているあいだも剣術の稽古は続いた。

そして一刀が稽古を切り上げるために生徒たちを集めた。

 

「はい!今日はここまで!」

「ありがとうございました!」

「みんな気を付けて帰れよ!」

「は〜い」

 

蓮華はみんなの返事を聞いて一刀のそばに来た。

 

「お疲れ…一刀……はいタオル」

「ああ…遅かったね蓮華…それと思春久しぶり」

「そうだな北郷」

「思春…私も北郷なんだけど」

「失礼しました!……一刀」

 

思春はこの外史に来てからも昔の言い方をしていた。

確かに思春にしてみれば昔の言い方の方が言いやすいのだろう。

なので蓮華たちも半ば諦めていた。

 

「ぱぱ〜」

「花蓮いい子にしてたね(なでなで)」

「〜♪」

「それじゃあ帰ろっか。思春…今日一緒に晩御飯食べていくか?」

「いや遠慮しとく…親子水入らずの所邪魔したくないからな…」

「そう…残念ね。いつでもいいから遊びに来ていいからね」

「御意…それじゃあ私は…」

「そうね…また連絡するね」

「ししゅんおね〜ちゃんばいば〜い」

「ばいばい」

 

思春は食事を断ったが仲が悪いというわけではない。

むしろ良好である。今では旧北郷軍の愛紗たちより呉軍の方と付き合うのが多いぐらいだ。

 

「それじゃあ着替えるからちょっと待っててね」

「わかったわ」

「ぱぱまって〜」

「もう…こ〜ら花蓮!ここでママと一緒に待ってましょう」

「は〜い」

 

蓮華は苦笑いを浮かべた…。

(明日から大丈夫かしら…ここまでパパっ子だと…は〜)

 

「ママ、花蓮着替え終わったから一緒に帰ろう」

「そうね…花蓮」

「うん!!」

 

そう言うと花蓮の右手に一刀の手を左手に蓮華の手を握って道場を後にした。

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家に着いた一刀一家…蓮華と花蓮は台所に向かった。

 

「それじゃあ花蓮…これっをみじん切りにしてね…それと包丁は切れやすいから注意するのよ」

「は〜い」

 

そう言うと玉ねぎと包丁を渡した。

蓮華は毎晩料理の練習をさせていた。また蓮華と家にいる時は家事も手伝わせていた。

これは蓮華が考えた事だった。

蓮華が結婚した時、家事で一刀に迷惑をかけたからだ。

なので花蓮にはそういう苦労を掛けさせたくなかったのだ。

一刀は居間でテレビを見ていた。

 

「相変わらず鈴々は凄いな〜」

 

見ていた番組は“張飛に挑戦!彼女に勝ったら壱百萬円!!”という大食い番組だった。

鈴々はこの外史に来ていろんな飲食店を食べ潰した。

その噂がテレビ局に入り試しに鈴々を番組に出してみた。

するといろんな所で人気が出て今やそこらのアイドルより人気がある。

 

「この春巻きおいしいのだ〜!もっと出してくるのだ〜」

 

テレビからそんな声がしている時蓮華が台所から出てきた。

 

「パパ〜ご飯出来たから持って行って〜」

「わかった〜」

 

今日の晩御飯はハンバークにサラダ、コーンポタージュだ。

 

「それじゃあ頂きます」

「「いただきます」」

「ぱぱ〜きょうねさらだつくったよ〜」

「そっか〜えらいな花蓮(なでなで)」

「ホントにパパは花蓮に甘いんだから…それより明日どうする」

 

そうなのだ明日は花蓮の入学式があったのだ。

 

「う〜んそうだな…入学式って昼までだったよな」

「そうね…」

「じゃあさ明日の夜、みんなを呼んで入学おめでとうパーティーでもしよっか?」

「そうね…じゃあ呉軍と魏軍には私から連絡するから…パパは旧北郷軍に連絡してくれない?」

「りょ〜かい」

 

二人が話し終わった頃花蓮は手を合わせた。

 

「ごちそ〜さま」

「お粗末さまです。花蓮お風呂入ってきなさい」

「は〜い」

 

そう言うと自分の使った食器を台所に戻しお風呂に行った。

 

「ホント…花蓮はいい子だな〜」

「そうね…あのまま育ってほしいわね…一刀」

「そうだね蓮華…御馳走様」

「ハイ。お粗末さまです…一刀もお風呂に入ってきてね」

「りょ〜かい」

 

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お風呂に入った一刀と花蓮は一刀たちの寝室にいた。

花蓮用の部屋もあるのだがパパっ子の花蓮は時々一緒に寝たい為に一刀たちの寝室に来るのだ。

 

「ぱぱ〜いっしょにねよ〜」

「いいよ…こっちにおいで」

「わ〜い」

 

花蓮が布団に入った時お風呂から上がった蓮華が寝室に入ってきた。

 

「花蓮〜?今日は一人で寝るんじゃなかったの〜?」

「だって〜ひとりじゃさびしいもん」

「は〜仕方がないわね〜。本当に花蓮はパパっ子ね〜」

 

そう言いながら蓮華も布団に入った。

花蓮と一緒に寝る時は花蓮を真ん中に右側に蓮華、左側に一刀という川の字で寝るようになっていた。

 

「それじゃあ二人とも電気消すよ〜」

「は〜い……すぅ」「うん」

 

一刀が電気を消すと花蓮は寝てしまった。

 

「ホント花蓮はすぐ寝るね」

「そうだね…それじゃあ、おやすみ………一刀(チュ)」

「(チュ)……おやすみ、蓮華」

 

二人はおやすみのキスをして眠りについた。

明日も同じような日常が待っていると信じて…………。

 

つづく

説明
新シリーズです…。
恋姫無双ハーレムエンド終了後です。

呉好きなんで…スイマセン…。
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コメント
くそ~~!!超うらめしぃ~~!!!(劉炎)
和みますなぁ〜〜〜。(poyy)
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真・恋姫無双 蓮華 孫登 

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