リトバスアフター プロローグ
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青い空・・・違う

 

 

白い雲・・・違う

 

 

鳥の集団・・・違う

 

 

僕が見たいのは・・・その当たり前ではない

 

 

僕が見たいのは・・・

 

 

 

リトバスアフター プロローグ

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いつもの通りに見ている窓

 

 

そこから見えるは・・・望まない景色

 

 

僕が見たいのは・・・あの人

 

 

いつも無茶なことをするあの人

 

 

いつも僕らを楽しくしてくれるあの人

 

 

そして・・・僕を強くしてくれたあの人

 

 

あの人が居てくれたから今の僕が・・・僕らが居る

 

 

あの人は今は居ないけど

 

 

また急に来るんじゃないかと思いながら

 

 

そんなことないと思いながら

 

 

僕は・・・窓を見ている

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「また見ていたのか?」

 

 

そう言いながら話しかけてきたのは、謙吾だった

 

 

「お前も物好きだな・・・毎日窓ばかり見て楽しいか?」

 

 

「そうでもないけどさ・・・つい見ちゃうんだよね」

 

 

「まぁ・・・あんな馬鹿みたいに印象に残る奴を忘れろと言うほうが難しいか」

 

 

多少皮肉も混ざってはいるが、謙吾も忘れられないようだ

 

 

「あれから少ししか経ってないが・・・何年も前みたいな感じだな」

 

 

「そうだね・・・なにしてるんだろうね」

 

 

「さあな、便りが無いのは元気な印と聞くが」

 

 

「うん・・・皆はあまり心配してないみたいだけど、どうしても、ね」

 

 

「お前は心配性だな、理樹。少しは真人みたいに何も考えないでみたらどうだ?」

 

 

「なんだと?」

 

 

隣から聞こえてきたのは真人の声・・・ってかいつの間に居たのさ

 

 

「理樹とこいつが話をしてたんでな、なにか筋肉に関する話でもしてるんじゃないかと聞き耳を立ててたんだ」

 

 

「そんな話するわけないでしょ・・・」

 

 

「やはり、お前はいつまで経っても馬鹿だな」

 

 

「んだと?やんのかてめぇ?」

 

 

「話がすっかり逸れてしまったな、ここまでにして、ジュースでも買ってくるか」

 

 

「あ・・・ごめんね謙吾、心配かけて」

 

 

「気にするな。ではな」

 

 

そう言いながら教室を後にしていく謙吾

 

 

「あ!逃げんのかてめぇ!待ちやがれ!!」

 

 

真人も怒りながら謙吾を追いかけていく

 

 

「ふぅ・・・」

 

 

一息ついたところで、また僕は窓を見直した

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「ふんっ!ふんっ!」

 

 

学校が終わって部屋に帰ってみると真人が筋トレをしていた

 

 

クラスメートの話によると、喧嘩を売った真人が見事に謙吾に負けたらしい

 

 

まぁ、リモコン対エアガン(勿論安全な)じゃ負けるのは仕方ないが

 

 

「よぉっ、理樹っ、おかえっ、りっ、遅かったっ、なっ」

 

 

「聞き取りづらいから普通に話してよ・・・先生に頼まれごとがあったからさ」

 

 

「そうっ、かっ、おれにっ、遠慮っ、せずにっ、休めっ、よっ、ふんっ!」

 

 

だから聞き取りづらいから・・・そんなに好きなのか筋トレ

 

 

そう思いながらベランダに出てみる

 

 

暖かな夕日を受けながら、またあの人のことを考える

 

 

「駄目だな僕は・・・強くなるって決めたじゃないか」

 

 

「いつまでもあの人が居るわけでもないのに・・・」

 

 

「それなのに僕は・・・」

 

 

そんなことを考えていると

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「どうした理樹?そんな辛気臭い顔してよ」

 

 

振り向くと、筋トレの休憩なのか(それでも片手にはダンベルを持っているが)真人が話しかけてきた

 

 

「あいつのことでも考えてたのか?理樹は心配症だなぁ」

 

 

「真人にしては珍しく鋭いね・・・」

 

 

「ん?嫌だなぁ、褒めるなよ理樹」

 

 

「それは褒め言葉じゃないから・・・まぁ考えてたのは本当だけどね」

 

 

「あいつなぁ・・・なにしてんだか」

 

 

「真人は・・・心配とかしてないの?」

 

 

「俺か?俺はしてねえよ。あいつの心配とか考えるだけ無駄だからな。だったら、筋肉について考えてたほうがましってもんだ」

 

 

「やっぱり真人って・・・筋肉馬鹿なんだね」

 

 

「うん?今のは褒められたのか馬鹿にされたのか・・・まぁいいや」

 

 

そう言いながら部屋に戻っていく真人を気にしながらまた外を見る

 

 

「僕はこれから・・・なにをすればいいんだろう?」

 

 

あの人が居なくなってから心にすっぽりと穴が開いてしまっている

 

 

この穴を埋めるような出来事が・・・あるのだろうか?

 

 

前みたいに燃えていたあの頃の様な日々を・・・味わえるのだろうか?

 

 

「・・・考えてもキリがなさそうだ」

 

 

そう結論したところで

 

 

「理ー樹!飯食いに行こうぜ!!」

 

 

部屋の中から真人が言ってきた。もうそんな時間か

 

 

「分かったー今行くー」

 

 

そう返して僕は部屋に戻っていった

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あとがき

 

 

最後まで見ていただいた方々!今回が初投稿になります蒼華って言います!

 

こういう小説みたいなのは初なのでかなりgdgd&グチャグチャですが勘弁してください・・・

 

ここにきたきっかけは友人がやってるのを聞いて「俺も書いてみるかな・・・」って無謀な発言をしたことから始まります

 

今回もこれ書くだけで2週間くらい(ネタ仕込みの意味で)掛かりましたし、書いてみたらみたらで見るに耐えなさそうだし・・・

 

と、初回からネガティブではいけませんね・・・あくまで明るく明るく!!

 

もしよろしければコメントなんて書いてもらえれば嬉しいです。批評、感想お待ちしております

 

ではでは、長くなりましたが今回はこの辺で

 

それではー

説明
リフレインの後を書いてみました。
うまく出来ていないかもですが・・・最後まで読んでもらえればありがたいです。
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コメント
無双さん<ありがとうございます。増えてくれるといいですねぇ・・・(蒼華)
いや〜すばらしいww リトバス人口増えないかなぁ・・・。(無双)
月千一夜<ありがとな。こんな調子で良いかはわからんがw(蒼華)
いや、読みやすく書けてたと思うw真人らしさも出てたしww僕も、リトバスSSを書こうかなwwww(月千一夜)
タグ
リトバス 理樹 謙吾 真人 

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