ラピュセルカーニバル
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歓楽街から少し離れた人気のない小さな小道。

 

脇には茂みや薄暗い公園があり、いかにもな雰囲気が漂っている。

 

「こんなとこ連れ込んでどうするきなの?」

 

素っ頓狂な声が響く。女の顔は赤く染まっており、口を開くたびに酒の臭いがした。

 

「私は高いよ〜」

 

ケラケラと笑いながら下衆なセリフを吐くその姿には恥じらいの欠片もなく、私の欲求を満たすにはいささか美貌と品質が足りない。しかし、このような女しかつかまらないのが現状である。哀しい事に、聖女といえるような女性は絶滅してしまったのだ。私は毎日毎日悲痛な思い出自身の欲求を満たす日々に悶々としている。一時凌ぎの欲求開放も、そろそろ限界だ。

 

「ねぇ聴いてる?」

 

女がくっついてくる。仕方がない。ここでやる?

 

連れ立って公園に入る。切れかけの外灯が錆びた遊具を照らしていた。見ただけで臭ってきそうな公衆トイレと寂れたベンチがひっそりと並んでいる。目を凝らすと人がベンチに座っていた。やれやれ。どうしようかと思ってその人影をじっと見た瞬間。私の抑えがたい欲望が爆発した。

 

幼さの残る整った顔立ち。長く毛並みの良い黒髪。闇夜の中、浮き上がるような真っ白な肌。

 

俺は傍らにいた女を無視ししその女性に語りかけた。

 

「今日は月がきれいですね」

 

「そうですね。死んでもいいです」

 

完璧だ。この少女こそ私が求めていた聖女!神の落とし子!現世に生きるラピュセル!待てっていた!私はこのときを待っていたのだ!この出会いを待っていた!

 

「ちょっとどうしたの?」

 

「うるさい帰れ」

 

酒の臭いがしみこんだ女は文句をいいながら帰っていった。

 

「いいんですか?」

 

「いいんです。あなたとの出会いが私のすべて。この世に生を受けた最大にして最高の目的!」

 

「面白いですね。」

 

私は彼女を夜の街へと連れ出した。なぜあんなところで一人でいたのかを問うても黙っていたので、それ以上は何も聴かなかった。

 

しばらく遊んだ後私の部屋へと招待した。彼女の血の気の引く顔が今でも忘れられない。

 

 

 

「どうだい?痛いだろう?苦しいだろう?ほら、君の綺麗な髪の毛がこんなに抜けてしまったよ?鏡で見てみるといい。今の君の無様な姿を」

 

頭皮ごと抜き取った髪の束を見せる。彼女は泣きじゃくりなにも答えない。最高だ。私の終生の夢が今現実となった。感涙せずにいられるだろうか。

 

「あぁ…美しい君が無残に欠落していく…なんと醜悪で!なんと芸術的であろうか!」

 

「やめて…やめて…」

 

「いい…その声!その表情!その姿!なんと…なんと!なんと!なんと私を達してくれるのだろうだろうか!?」

 

彼女の身体が壊れていく事に私は射精し、無常の喜びを得ている。全身の震えが止まらない!おぉ!神よ!我らが主よ!私の存在を!彼女の存在をお許しになっていただき感謝します!

 

手に持ったナイフで彼女の鼻を削いだ。心地よい悲鳴が返ってくる。耳を削ぎ乳房を切り落とし、切除した部分を彼女に見せ、時には鏡を彼女の前に差し出し。変わりゆく、生まれ変わっていくその姿を自身の眼に映し出した。

 

爪を剥ぎ、四肢の骨を砕き、肌を焼き、切り刻む。

 

生きたまま内臓を取り出しテーブルに並べ舐めて綺麗にする。一つ一つ丁寧に私の舌で汚れを舐め取っていく。

 

もう彼女に意識はないようだ。だが生きている。彼女は生きている。気絶している彼女を無理矢理起こし耳元(といっても耳はないが)で囁く。これで最後だよ。と。

 

彼女の恐怖で引きつった顔にひとかけらの安堵が垣間見えた。私はニッコリと笑い、刃のついた円形の万力を彼女の頭に取り付けた。そして徐々に締めていき、頃合を見計らって頭部を外す。勿論死に至らぬよう処置はしている。記憶していた医学知識に今ほど感謝したときはない。

 

琥珀色をした脳みそが露になる。ところどころ白いグラデーションがはいっており見入っています。

 

このまま側に置いておきたいという欲望と、ぐちゃぐちゃにかき混ぜてしまいたいという欲求がせめぎあい、喜びの苦悩を感じている。

 

結果としては、まず目に焼きつけその後一口ずつゆっくりと頂く事にした。彼女には麻酔を打っているため痛みは感じなのだが。外れた頭部を見せてあげると言葉を発することなく自身の一部であったものをずっと見ていた。

 

銀色のスプーンですくう。ビクッと彼女の身体が反応したと思うと、ガクガクと振るえ初め、平らになった顔の穴という穴から体液と血が流れ出た。

 

さらにすくって食べる食べる。食べる。この世にこれほどまで美味な食物があるだろうか?とまらない。とめられない。5分程度で彼女の頭の中は空っぽになってしまった。

 

美しいものとは儚いものだ。しかし、彼女は死ぬまで処女であった。

 

そう、彼女の純潔は私によって守られたのだ!

 

 

説明
拷問描写なんて書けません。というかグロは違反?問題あったら余裕で削除するよ!
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タグ
グロ 猟奇 カニバリズム リョナ 

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