ギア 第2話「再会」
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第2話「幼馴染との再会」

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 公認されているギルドが騒いでいた頃、それよりも前に動いていたギルドがあった。

 

特殊ギルド"LivingGod "と呼ばれる裏組織。

 

国から裏で依頼をこなしている選ばれたものしか立ち入ることを許されない領域。

 

しかし、雰囲気まで恐ろしいのかと言うとそうでもなく、ギルド内には仲間想いで人情に厚い者が数多

く帰属している。

 

しているのだが、一人の問題児が居た。いつも寡黙で単独行動をする。

 

文句の一つでもつけてやりたいがそれに見合った実力を持っているので誰も文句は言ってない。

 

仲間に無視されているのかと言うと、逆に心配されている。それというのも、彼が少年であるからだ。

 

いや、容姿が少年であると言おう。何故なら、彼はエルフなのだから。エルフは寿命が永く、知的で、

 

耳が長いのが特徴の種族で、普通なら後衛に回るのが定石だが、彼は違った。

 

エルフであるのに、魔法は身体強化のみ、そしてなによりも身体能力が高い。それ故に同族からは奇妙な目で見られていた。

 

孤独であったからこそ彼は、ここに居る。しかし、"LivingGod "に来てから数年が経つが、未だに彼に仲間を意識する存在は居ない。

 

そんな彼をギルド内のメンバーは仲間内で決めた「彼が気付くまで」という約束のもと、見守っていた。

 

そんな仲間の気持ちを薄々感じつつもそれに素直になれない孤独な少年"ルイン"。

 

彼は、これから何を知って、何を失うのか・・・。

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仕事が終わり、本部に帰還した。最近他の奴らと依頼をこなすと、何かとむず痒い。

 

帰ってみると、何やらギルド内が騒がしかった。まぁ、それも何時ものことだと思い、終了の報告をすると

 

「ルイン、お前に依頼が来てるぞ。」

 

「そうか。で、依頼人は?」

 

辺りを見回して近辺に居るであろう依頼人を探そうとした時、隣に見知った顔があり、俺は少しの間固まった。

 

「やっほ。元気にしてた?」

 

「リィン、何でお前が」

 

「何でって、私が依頼人だから。」

 

それもそうか、と俺は言い、故郷で唯一俺に対等に接してくれた幼馴染のリィンから依頼の内容が書かれた紙を受け取り、内容を見て俺は顔をしかめた。

 

「やっぱり、受けたくない?」

 

本音を言うと受けたくは無かった。依頼された目的地が、故郷の村だったのだ。かつて、俺を差別の目線に晒したあの村が・・・何故。

 

「いや、依頼は絶対だからな。受けるよ。」

 

そして、その他色々観ていると、同行者人数が2人なのに、枠が一つしかない。

 

「おい、何でこれ、枠が俺の分しかないんだ?まさか・・・」

 

「そう、そのまさか。私が同行します。」

 

昔から弱くて、不器用で、魔法もろくに扱えなかった、この超絶御馬鹿幼馴染様が同行人?俺は信じられなかった。あそこは最近魔物による被害が出てるってのに・・・。

 

「あ、信じてないな?」

 

「当たり前だろ。いくらなんでもお前じゃとてもm「馬鹿にしないで!!」っ!?」

 

俺の目の前に矛先があった。・・・槍使いか。怒らせてしまったことに変わりは無く、そういえばと、こいつの性格を思い出す・・・。

 

「そんなに弱いって思ってるんだったら一回私と勝負してよ!!」

 

そう、こんな状態になると、とたんに頑固になってしまうのだった。俺は仕方なく、本部に頼んで、地下特設闘技場をあけてもらうことにした。

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どうも、観てくださってる皆さん。お久しぶりです。ニルです。

 

今回、色々学校行事が重なって投稿できなかったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。

 

そのかわり!結構書いてるんで!

 

また明後日には投稿できそうです。

 

では次回予告

 

幼馴染のリィンと勝負することになってしまったルイン!勝負の行方は!?

 

次回「タイトル未定www(おい)」

 

お楽しみに!!

 

にしても、文章の量が少ないなぁ・・・反省しないと。

説明
1話を投稿してからかなり時間が経ちましたが、やっと学校での時間を使い2話を投稿することができました。

これから受験勉強で忙しくなるので、また間が空くかもしれませんが御了承ください。

では、第2話、お楽しみください。
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