とある【正義】を持っているヒーロー プロローグ4
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【覚の部屋】

 

   「これをこうすれば……ふふ、仮契約を基に使えばこの力を……」

 

覚は試したくなったこの力を……

自分の持っている『カード』の力を契約した相手に与えるこの儀式を……

 

   「ま、ここで俺の事を好きだと言ってくるのは木乃香と刹那ぐらいだしなぁ〜」

 

そして覚は思いついた……

 

   「旅に出るぜ俺!」

 

ちょうどいいきっかけができたので数年ほど覚は旅に出ることにした。

契約してくれる人が見つかればそれでいい、いなくても別にいい。

 

  「二人がいいころになったら戻ってくるぜ!」

 

いいころとは中学二年の後半ぐらいのことである。

 

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【数日後】

 

   「てなわけで、当分の間旅に行ってくるぜぇ〜」

 

覚は当てもなく世界を見て回りたいと言い、旅に出ることになった。

詠春は用事がありいない。見送りは木乃香と刹那だけだ。

 

   「……」「……」

   「んだぁ?いつもの元気ねえぜ?」

 

二人は覚が旅に出ることをこころよく思っていないようだ。

 

   「ふふ、では……行くわ……じゃあな、木乃香に刹那……」

   「「ふぇ、ふぇぇぇ!あ、兄ぃ〜行かんといてぇなぁ〜!」」

 

突然二人が泣き出し旅に行くのを止め始めた……

まぁ、大好きな人がどこかに行くとしたら子供なら普通は止めるだろう。

 

   「ふむ、やはりな……ま、安心しろよ、お前らがすげぇ美人になったら帰ってきてやるよ……絶対にな!」

   「「ホンマに!?」」「うむ……(美人の年下は最高だから)絶対だ」

   「「絶対の絶対に美人になってまっとる!」」「ふむ。では楽しみにしている……」

 

そして覚は二人の言葉も信じて出発した……

二人は美人になる事を目標とし頑張る事を誓った……

 

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【数年後】

 

   「ふふっ……ここに木乃香達がいる……か、しかし詠春つてで頼まれたけど……女子寮の管理人の話……」

 

まぁ、木乃香達と一緒に入れるようになるってのが利点だな

まぁ金はがっぽりともらうがな……ふむ。

 

   「いい女になっているかねぇ……食べごろの……なんっつてな。年齢的に犯罪だしなそういうのは」

 

この発言もいろいろ問題はある。

 

   「さぁて、行ってやろうじゃないか麻帆良学園女子中等部……この紅の翼の一員……海東 覚が」

 

説明
にじファンより
詳しくはプロローグ1作品説明にて
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