とある黄金の不死の鳥 プロローグ
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「じゃあな。烈火の騎士よ。」

 

彼…城戸真司を見送った後、オーディンは後ろを向く。

 

「で、何のようだ?」

 

オーディンの前には、13〜14歳ぐらいの少し緩んだズボンに、紫のパーカーを着た男性がいた。

 

「お構いなく。

 紅渡の使いとしてきました。

 亜餌砂鬼 操(あえさき そう)です。

 まあ、本来はWの世界の住人なんですが。

 それに、さっき貴方と彼ら3人だけみたいなこと言いましたが、

 本当は他の11人もあっちの世界にいるんでしょう?」

 

「お前のことはどうでもいいし、さっきのこともどうでもいい。

 紅から何の使いに来たんだ?」

 

まるで、お前の質問も身の上も聞きたくないという感じに突き飛ばした。

 

「そうでしたね。

 ですが、いきなり本題というのもなんですから、最初に軽く説明から。

 貴方は、ライダー対戦というのを覚えていますよね。」

 

彼は、説明をしはじめる。

 

「ああ、俺も参加したからな。

 それでどうした。」

 

オーディンは、質問を返す。

 

「貴方は、城戸さんをあの世界に送ったのは、

 あの世界にコアミラーがあの世界に有るのは知っていて彼を送ったんですよね。」

 

彼は、再度、質問する。

 

「そうだ。

 それが、神崎士郎の最後の願いだったからな。

 だが、それとライダー対戦の何に共通点がある?」

 

オーディンも、再度問う。

 

「まぁ、言ってしまえば、ライダー対戦が起こる少し前、

 一瞬ですけど、城戸さん行った世界と、貴方の世界が融合し分裂したその瞬間に、

 コアミラーが移ってしまったんですよ。」

 

操が説明をする。

 

「そうだったのか。

 それで私に何をしてもらいたいんだ?」

 

「それは、貴方も城戸さんが行った世界に行ってもらいたい。

 すでにコアミラーはミラーモンスターを作っている。

 そのせいで、あの世界に異常が起き、本来のもう一つの物語の主人公が危険な状態になるので、

 貴方は、そちらの方を守って頂きたい。

 間違っても、他のライダーと居ようとしないでください。

 コアミラーは、ライダーが多いほど潰そうとより強力なモンスターを送る可能性が高いので。」

 

と、言いながら、4人の人物が描かれた4枚のカードをオーディンに渡す。

 

1人は、トゲトゲ頭の青年。

 

1人は、白い修道服を着た少女。

 

1人は、腰に日本刀のようなものを腰に提げている少女。

 

1人は、赤髪に指には銀の指輪を多くつけた青年。

 

「ほう。

 この4人を守れということか。」

 

「はい。

 まあ、守ってくれればいいので、他に守りたくなった人が居た場合は、

 基本、あの世界では貴方は自由なので、勝手にしてください。」

 

「わかった。」

 

そう言い、彼はいつの間にか出したゴルトバイザーを持っている。

 

「では、行くか。」

 

「はい、気をつけて。」

 

オーディンの呟きに、操は返答する。

 

 そして、オーディンはゴルドバイザーにクロスベントと書かれたカードを装填し、そのまま、ブラックホールに静かに吸い込まれ、やがて、その空間から消える。

 

その空間に、残っていた操は呟く。

 

「これでやっと2人目。

 まだ、結構居るな。

 まあいい、早く終わらせて、俺も自由を手にしなくちゃな。」

 

そう呟き、彼はポケットに入っていたロストドライバーを装着し、片手に持ったメモリを押す。

 

《パペティアー!!!》

 

「変身っと。」

 

 

 メモリをロストドライバーに装填し、変身といったところにはもう操は居ず、そこには仮面にPという文字が斜めに付けられている仮面をした戦士が居た。

 

「さあて、次の世界に行きますか。」

 

 そう言い、仮面ライダーパペティアーは、灰色のオーロラに吸い寄せられるように歩み、そのまま、オーロラの向こうの別世界へと消えてしまった。

 

そして、その世界には、誰1人居なくなった。

 

 

 

 

 

            科学と魔法、合わさるとき何かが起こる!!!

 

             最後のライダーは…、お前だ…!

説明
とある烈火の龍使いのスピンオフ作品。

城戸真司を送った後のオーディンが彼の後を追う。

とある主人公を救うために。

「最後のライダーは…、お前だ…!」

part1
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タグ
仮面ライダー龍騎 とある魔術の禁書目録 とある烈火の龍使いと連動あり オーディン ←主人公 

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