真説・恋姫†演義 異史・北朝伝 第九話「役満姉妹」
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 剣戟と怒号。

 

 平原の街の西側に、激しくそれが響き渡る。激突するは『董』の旗の軍勢と、『黄』の旗の軍勢。互いの数は、『董』旗の軍勢が五千。『黄』旗の軍勢が三万。

 数を頼りに相手を包囲、殲滅するのが普段からの黄巾軍の基本戦術であり、この時も同様の戦術を取った彼らは、その相手、すなわち擁州は安定の県令こと董卓の軍勢を、いつも通りに蹂躙する腹積もりで戦闘を開始した。

 しかし、実際に始められたその戦いは、現在ほぼ同等、いや、ともすれば一方的に嬲られているのは、どちらかといえば黄巾軍の方であり、董卓軍の方は圧倒的なその数の差をものともせずに、ほとんど言っていいほど自部隊に被害を出さず、その戦場を支配していた。

 

 「ちっ!斬っても斬ってもキリが無い!霞、どうだ!?」

 「まだや!まだ下がるわけにはいかん!おらお前ら!玉ぁついてんのやったら、もっときばりぃや!馬の足を止めんな!止まったらそこで終わりやで!」

 

 周りの兵をそう鼓舞しつつ、自らもまた己が愛馬を休まず駆けさせる、さらしにはかま姿といういでたちのその女性――張遼、字は文遠。

 

 「連中、本当に当てになるんだろうな!?おらあーーーっ!!」

 

 そう叫びつつ、張遼同様に馬を駆けさせながら長柄の斧を振るい、周囲の黄巾兵を次々と吹き飛ばしているのは、紫色のビキニの鎧を身に着けた女性――華雄。字は無い。

 

 「当てにするしかないやろが!合図が“起きる”まで、連中の目を引きつけるんが、うちらの役目やからな!」

 「そうだな!“途中から割り込んだ”我々が、無様な戦いをするわけにはいかんか!……お前たち!気合入れていけ!」

 

 兵たちをそう叱咤し、さらに敵へと向かっていく華雄。それに続き、張遼もまた兵の指揮をしながら、次々と黄巾の兵たちをなぎ倒していく。

 それは、ここから半日ほど前のこと。

 

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 「擁州は安定県の県令、董仲頴と申します。冀州刺史、北郷一刀さまは居られますでしょうか」

 

 ヴェールを被った紫の色の髪の少女が、突然現れたその黒い鎧の軍勢に警戒する徐庶と徐晃の前に進み出て、拱手をしつつ自身の名を名乗った。

 

 「ご丁寧な挨拶、痛み入ります。私は徐庶、字を元直と申します。わが主は、ただいま策のための行動中ゆえにて、この場には居りません。それゆえ、代理として私がお話を伺わせていただきます」

 「そうでしたか。それは合流の時期が悪かったようですね。……今回、突然この場に参じましたは、北郷さまが此度の乱を一気に鎮めるべく、平原の街を攻略せんとしておられるとある筋より聞き及び、その助力を皇太子殿下より承りましたがゆえにございます」

 「え?殿下から、ですか」

 

 董卓の口から出た思わぬ名に、徐庶と徐晃が思わずといった感じの反応を示す。その彼女らの反応を見た董卓は、微笑みとともに頷いた後、その手で背後の兵たちを指し示した。

 

 「これにあるは、私どもの直卒の精兵五千騎です。その策の一助として、どうか思う存分にお使いください。……本来は、まずどうしてもお聞きしたいことがあったんですが、それについては、戦が終わり次第、後ほど北郷様に直接お尋ねしたいと思います」

 『……』

 

 董卓の尋ねたいこと。

 “それ”が一体何の事を指しているのか、徐庶と徐晃はすぐに理解した。おそらくは、過日の“あの事”に関するものなのであろうことは、董卓が二人に向けるその厳しい目つきを見れば、一目瞭然だった。

 

 「……で、実際どうする、輝里?戦力が増えたは良いが、さすがに策を変更というわけにもいくまい?」

 「そうですね……おそらく、董卓軍の接近は((黄巾|むこう))も気付いているでしょうし、ここまでの策で相当に鬱憤の溜まっているでしょう彼らなら、これを機に街から討って出て来るかも知れないですしね……」

 「……あの、もしかして私たち……戦のお邪魔に」

 「あ、いえ、けしてそういう」

 「申し上げます!」

 「何事か?!」

 

 董卓らとの会談のその最中、突然、北郷軍の兵の一人が足早に、一同の下へと駆け寄って来た。

 

 「物見隊より報告!平原の町よりおよそ三万の敵勢が出陣!此方へ向かって来ております!」

 「ちっ!言った傍から!輝里!」

 「分かってます。こうなった以上、少しだけ策を修正します。仲頴様、お力の方、直ぐにでもお貸しいただけますか?」 

 「あ、はい。それは勿論です。詠ちゃん」

 「分かってるわ、((月|ゆえ))。あ、僕は月、董卓将軍の軍師の賈駆、字を文和よ。まずは連中の出鼻、挫いてやれば良いかしら、徐元直?」

 「!……はい、お願いします」

  

 考えを一瞬で見抜かれた。というよりも、賈駆の方は状況からただそう推測しただけなのであろうが、それでも、目の前の眼鏡をかけたその緑の髪の少女のその鋭い洞察力に、徐庶は思わずこう思考していた。

 

 (……やっぱり、世間はぜんぜん広い。私と同じ程度の人間、ううん、それ以上の才の持ち主なんてざらに居る、か。……うん、そうでなければ、剣客から軍師の道を選んで変えた甲斐が無い。……賈文和、その名前、しっかり覚えておかなくちゃ、ね)

 

 世間の広さというものを改めて認識しつつ、賈駆に対してライバル心のようなものを、その心に沸き立たせていた彼女であった。

 

 

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 場面は再び、ここで平原の城内へと戻る。敵襲の知らせを受けて張挙らが部屋を出て行った後、その場に残された張三姉妹は、突如天井裏から降りてきたその人物、一刀を警戒の色に染まるその瞳で見ながら、互いに抱きしめあったままで彼と対峙していた。

   

 「……突然出てきた人間に吃驚しているとは思うけど、まずは俺の話を聞いてくれないかな?えっと、張角さんに張宝さん、そして張梁さん……で、良いんだよね?“本物”の」

 「……は、はい」

 「……そりゃいいんだけどさ、そもそも『すかうと』ってなによ?大体あんた、北郷一刀っていったら、いつだか黄巾の連中を一万人、一人で虐殺した奴じゃないよ。……当人なわけ?」

 「……ああ」

 『っ!』

 

 張宝の問いに、肯定で返した一刀に対し、恐怖の表情を浮かべて、抱きしめあう三人。

 

 「……その気持ちはわかるけどね。でもさ、君らが今までしてきた事も、俺と同等、もしくはそれ以上の“罪”だってこと、理解しているのかい?」

 「……どういう、意味ですか?」

 「自覚してなかったのかい?それとも、自覚した上での問いかな?……君らが今回、大陸各地でした、黄巾の首謀者たちの宣伝、そして乱への参加を促す行為。……それによってなにが起きたか。……多くの無辜の民の、死と嘆き、だ」

 『う……』

 

 それは、三人があえて、その目をそむけていた事実。頭の中の片隅に、常に浮かんでいた現実。それを、一刀の口から、改めて突きつけられた三人は、ただうつむき、黙りこくるしか出来なかった。

 

 「……話を元に戻すけど。スカウトってのはさ、君たちを雇いたいって意味だよ。もちろん、広告塔としてなんかじゃなく、ただのアイドル…歌手として、ね」

 『…………へ?』

 

 一方その頃、平原から討って出た張挙ら黄巾軍は、一刀達北郷軍の策によってこれまでに相当に溜まった鬱憤を、新たに現れた董の旗を掲げる軍勢を相手に晴らすべく、天をも焦がさんばかりの意気でもって進軍、先陣を切ってきた董の旗を掲げる軍勢五千を相手に、その戦いの口火を切っていたのだが。

 

 「クソッ!数はこっちが圧倒的に多いってのに、どうしてこうもてこずっていやがるんだ!」

 

 後方の本陣で、苛つきながらそう怒鳴り散らす張挙に、少々おびえながら、末弟の張弘がおそるおそる声をかける。

 

 「む、向こうは騎馬がほとんどだ。足の速さじゃ歩兵中心のこっちは」

 「んなことはテメエに言われんでもわかってんだよ!!」

 「イデェ!イデェよ!髪引っ張んないでくれよ兄貴!!」

 「兄貴。弘に八つ当たりしてもしょうがねえだろ?それよりどうするんだよ?このままじゃジリ貧だぞ?」

 「決まってる!おい弘!お前、街に戻って中に残っている連中全員に、出陣をさせろ!」

 

 ぐい、と。張弘の、そのモヒカン刈りにした髪を掴んだまま、張挙は末弟の顔を自分の顔に近付け、そう命令を下す。

 

 「わ、わかった!わかったから、髪を離してくれよ!」

 「純!お前は前線に出て、前の連中をもっと鼓舞して来い!逃げ出すような奴が居たら、叩き切って見せしめにしろ!」

 「応!」

 「……そうだ。相手がなんであれ、数で押しつぶせばそれで良い。戦は数よ!数を揃えた者が勝つ!それが理というものだ!はっはっはっは!」

 

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 長兄の命を受け、それぞれに走り出す弟二人の背中を見送りながら、自分たちの勝利を微塵にも疑うことなく大笑いをする張挙。

 そして、その時は訪れた。

 

 「人公将軍、“張梁”だ!門を開けろ!全軍、出陣だ!!」

 

 “張弘”が、“張梁”と名乗って、門の上に立つ兵に、そう大声で命令を出す。そして、少しの間をおいて、門がゆっくりと開かれ出す。

 その先に居たのはおよそ四万の黄巾“党”兵と、その先頭に立つ、短剣を両手に携えた、一人の少女だった。

 

 「な!?だ、誰だ、お前は!?」

 「……冀州刺史、北郷一刀が将、姜伯約や。張・三兄弟の末弟、“張梁”やな?その首、落とさせてもらうで」

 「んだと?!いったいいつの間に……」

 「今までのツケ、払うときが来たで。……とりあえず、逝っとき」

 「んのアマぁ!んな簡単に行くとお『ドガッ!』……え?」

 

 何が起こったかわからない。そんな表情のまま、張弘の首が宙を舞った。

 

 「……ちっとばかり、あっさりしすぎたかいな?ま、見た目子悪党そのものな末弟は雑魚と相場がきまっとるし、しゃーないか」

 

 首を失った状態で彼女の背後に棒立ちのままとなっている張弘の体を苦笑交じりに見ながら、そうつぶやくと、姜維は自身の背後に居並ぶ黄巾“党”の者達に対して、力いっぱい叫んだ。

 

 「ええか、あんさんら!あんさんらの大好きな、“天和”たちを利用してきた、黄巾“賊”どもに、これから正義の制裁をくれてやるで!全軍、突撃やーーっ!」

 『ほあああーーーーっっ!』

 

 同時刻、黄巾賊の前衛では。

 

 「ぎゃあっ!」

 

 背後から斬りつけられ、その場に倒れる黄巾賊の兵。その兵を斬った張純が、いまだ血の滴る大刀を高く掲げ、周りの兵たちにこう叫んだ。

 

 「いいか貴様ら!逃げ出そうとする奴は、こいつと同じ末路を迎えることになるぞ!それがいやなら逃げんじゃねぇ!一人でも多くの敵をぶっ殺せ!」

 

 その声で、兵たちは必死の形相になって、相手に突進していく。だがこの少し前、両翼に突如現れた大量の“旗”と、張と高の二つの軍勢の奇襲の効果もあって、彼らの戦意はガタガタになっていた。まともな戦いなどできるはずも無く、兵たちは次々と討ち取られ、かなりの数が逃散をし始める。

 

 「こら!逃げるな手前ら!……ちっ!どいつもこいつもだらしのねえ!こうなったら」

 「どけどけ!死にたくない奴はあたしの前に出てくるな!敵将・“張宝”出て来い!冀州刺史・北郷一刀が将、徐公明の戦斧を受けて見せろ!!」

 

 騎馬に跨り、その自慢のハルバードを振るいながら、徐晃が張純を探しつつ、戦場を駆けてくる。

 

 「おお!地公将軍・張宝はここよ!!かかって来い、このじゃじゃ馬が!!」

 

 こちらも馬に跨ったまま、大刀を構えて徐晃へと駆け出す、張純。

 

 「うらああーーーー!!」

 「おおおおおっっっ!!」

 

 そして、そのすれ違いざま、肩からばっさりといとも簡単に、体を真っ二つにされて馬上から落ち、張純は絶命した。

 

 「地公将軍・”張宝”!!この徐公明が討ち取った!!賊ども!これ以上無駄な抵抗はするな!おとなしく武器を捨てて降れ!」

 

 戦斧を高々と掲げ、徐晃はそう叫び、賊兵たちに降伏を促す。

 

 そして、戦は最終局面へと、進んでいく―――。

 

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 始めに囮を務めていた、張遼と華雄が率いる董軍・約五千が、街の門が開いたのを合図に、二手に分かれて黄巾賊を挟み込むように動く。さらに、張挙が味方と思っていた、街内部にいた黄巾党部隊が、姜維をその先頭にして、それまで味方だった者達の背後へと迫っていく。

 そして止めとばかりに、徐庶が率いる北郷軍本隊が、慌てふためくその彼らの正面へと進み出ると、恐慌状態に陥った黄巾賊の兵たちは、次から次へと張挙の本隊から離れて逃散をし始めて行く。

 徐庶たちも逃げようとする彼らを留めるようなことをせず、戦場を離れようとする賊兵たちはあえて見逃し、瓦解して行く黄巾軍のその姿を、哀れみすらこもった瞳で見ていた。

 そうして、およそ四半刻もする内には、最初にあった両者の圧倒的な彼我戦力差は、すっかり逆転していたのであった。

 

 「何でだ……?何でこうなった……!」

 

 円陣を組んだ(と言うより自然とそうなった)黄巾軍の中央で、張挙は状況がこうなってしまった原因をまったく理解することが出来ず、一人忌々しげに歯噛みをしていた。

 

 「賊兵たち!道を開けぇや!これより、天の御遣いが前に進み出る!これを阻むものには、天の裁きが下るで!!」

 

 姜維の声が響き渡り、それと同時に制服姿の一刀が、賊軍のほうへと一歩一歩歩み始める。陽光を受け、光り輝く(様に見える)その姿に、賊兵たちは完全に尻ごみをし、その“道”を開けていく。

 

 まるで、さながら旧約聖書の一場面のように。

 

 「き、貴様ら、何をしている!道を開けるな!ソイツを殺せ!俺のところに来させるんじゃねえ!!」

 

 そんな張挙の叫びもむなしく、賊兵たちはピクリとも動かなかった。ただただ、歩みを進める一刀を、畏れの表情で見つめるのみ。

 そんな黄巾の賊兵たちの間を、厳しい顔つきをしながらも、どこか穏やかな気勢をまとった一刀が悠々と歩いて行き、やがて張挙の前に立った彼は、腰の朱雀を抜き放ちながら、狼狽する張挙にこう言い放った。

 

 「俺の名は北郷一刀。冀州刺史にして、天の御遣いなり。……天公将軍こと、“張角”だな?今回の乱の首謀者として、お前を討たせてもらう」

 「ふざけるな、若造!お前のような奴に、むざと討たれる俺様ではないわ!逆にお前のその生っ白い首を叩き落して、この場を逆転させてやるわ!」

 「……ならば来い。俺にカスリでもすることが出来たら、命ぐらいはとらずにおいてやる。ただし、機会は一度だけだ。……外すなよ?」

 「……おのれ、小童あああっっっ!!」

 

 見た目わずか二十にも満たなそうな男に、戦う前から完全に見下されたことで、それなりに自らの武にも自信を持っていた彼は完全に怒り心頭に達し、その自慢の槍を一刀に向けて全力で振るった。

 だが彼の不運は、相手の力量を見定めることの出来る“目”を、武人ならば最低限は持っていなければいけない、それを、持っていなかったことだった。

 

 「……((殺|と))った!!」

 

 張挙の槍が、一刀の体を貫通―――したかのように見えた。

 

 「なっ!?」

 

 驚き、呆気にとられる張挙の前で、その一刀の姿がスゥと掻き消えていく。

 

 「……残念」

 「ッ!後ろかっ!」

 

 声のした自分の背後に、張挙はすばやく体を回転した。そして見た。自分の体に、一振りの刃が、振り下ろされる、その瞬間を。

 

 「あ」

 

 それが、彼の最後の言葉となった。

 バラバラと、十七個に分断されて崩れ落ちる、張挙の体。

 地に散乱した“それ”を一瞥した後、一刀はその視線を、平原の街のほうへとやった。そこには、門の前に立つ三人の少女の姿があった。

 親からもらった自分たちの名を、今日を限りに捨てることになった三人の姉妹は、その顔に複雑な笑顔を浮かべ、視線の合った一刀に対し、コクリ、と、軽く頷いた。

 

 それを見た一刀は、手の中の朱雀を高々と掲げ、

 

 「……黄巾軍首領、天公将軍張角!北郷一刀が、討ち取った!!」

 

 と、高らかに宣言をしたのであった。

 

 この日を境に、黄巾の乱は一気に収束へと傾いた。

 

 黄巾賊首領である、“張角”・“張宝”・“張梁”の、三“兄弟”の死によって―。

 

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 「……ふむ、そうか。一刀の奴が黄巾の本隊をな」

 「はい。首謀者であった張角を始めとした張三兄弟は、その場にて全員討ち取られ、残る賊兵もそのほとんどが、北郷様の下に降った由にて」

 「それは((重畳|ちょうじょう))。彦雲、報告苦労であった」

 「は」

 

 後漢の都、洛陽。

 その城内の内廷部、つまり皇帝や他の官吏たちが、平時において政務を行う場のとある一室にて、自身の側近中の側近であり、無二の友でもある王?から、冀州は平原での戦についての報告を、漢の皇太子である劉弁は久しぶりに見せる笑顔とともに上機嫌で受け取っていた。

 

 「これで、まずは一つ片付いたの。頭目が討たれた以上、各地の残党達もさほど時を置かずに鎮圧されるじゃろうしの」

 「そうですね。後は、此度の乱で活躍した各地の諸侯や、それに従った者たちには、それらに見合った十分な恩賞をとらせねばなりますまい」

 「うむ。本来ならそれも、父上の名をもって行うのが道理なのじゃろうが、病に臥されておる以上、余が代理で行うしかなかろう。((清那|せいな))、いや、十常待筆頭張譲。計らいのほう、よしなにな」

 「御意」

 

 劉弁の命に対し、深々とその((頭|こうべ))を垂れ、((恭|うやうや))しく拝するのは、見た目十代中頃にしか見えない、白い((袍|ほう))を纏った一人の人物。

 姓は張で、名を譲、という。

 張譲は当代、すなわち後漢代における、皇帝の身の回りの事を司る侍中府の中において皇帝の傍で様々な取次ぎを行う、中常待という役職に就く者たち十二人の、その取りまとめ役という立場にある人物である。

 肌は透き通ったよう白く、背も五尺−およそ150cm−ほどしかない、一見すれば少年というよりも少女に見えるその外見は、張譲ら宦官、つまり宮刑や腐刑によって男性のシンボルを切り落とされた者達に共通する、男性ホルモンの欠如から来るものである。

 

 ただし、この張譲についてだけは、それは当てはまらない。何故かというと。

 

 「……清那よ」

 「は。何でございましょうや、殿下」

 「お主にも、この彦雲同様、まこと世話をかけるの。本来ならば、そなたは宦官などという“偽りの皮”を被らず、伯母上同様、表舞台の官職をもって活躍出来る、それだけの才があるというにな」

 「……殿下のお気持ちは嬉しく思いますが、この張譲、すでに“女子”であることすらも捨て、陰にて朝廷を支える事を自ら選んだ身に御座いますゆえ」

 

 そう。張譲は宦官という事に、表向きは一応なってこそ居るが、実はれっきとした“女”、それも、いまだ年端も行かない少女、なのである。

 

 「臣以外の宦官や官吏たちを御し、内より少しでもその暴走を抑える。それが、臣が自らに課した、臣の“罪”に対する“罰”に御座いますから。……それでは、臣はこれにて」

 

 張譲の言う、自らの罪というものがどんなものなのかは、また別の機会に語るとさせていただいて。

 再び劉弁に対して平伏した後、張譲はその部屋から静かに退場していく。その彼女を黙したまま見送った劉弁は、傍らに跪く王?に対して再びその視線を向けて、新しい命を彼女に下す。

 

 「彦雲」

 「は」

 「父上やその周りの俗物どもについては、これまでどおり清那に任せておく。そちはこれより……の、傍に張り付いておれ」

 「なっ!……正気に、御座いますか?」

 「正気も正気じゃ。……黄巾という外患が除かれた以上、次に除かねばならぬのは内憂のほうじゃ。……余も出来うるなら杞憂であって欲しい処置でもあるが、あれはまさに、その筆頭ともいうべき存在よ。……悲しいことではあるがな」

 「……殿下」

 

 悲しい、と言った劉弁のその顔を、王?はしばしの間じっと見つめ、そして、その瞳に奥に宿った決意が本物であると察すると、無言のままに頷いて主君からの命を拝し、闇へとその姿を消した。

 

 「……肉親が肉親を疑わねばならぬ、か……。まこと、世も末という奴だの……。さて、これで残る打つべき手は後一つ。早速、見舞いがてら父上の下に参るとしようかの。……ふふ。一刀が今の“妾”を見たら、きっと軽蔑するじゃろうな……じゃが」

 

 自嘲気味に。自らの行動をそう((哂|わら))った後、劉弁は最後に一言、虚空に向かって呟いた。

 

 「……民のため、漢のためになるならば、“余”は何でもしようぞ。……応えてくれる事、待っておるぞ、一刀よ」

 

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 ここから、場面は冀州、平原の一刀達の所へと移る。

 

 とりあえず、真っ白。

 董卓の紹介を、徐庶からされたときの、一刀の頭の中である。そして、一瞬後に浮かんだ感想がこれ。

 

 (絶対違う!絶対暴君と違うに決まってる!!)

 

 白いヴェールを被った、白銀の髪の儚げな少女の容姿を見て、そう確信した一刀であった。

 

 「……あの、北郷さん?どうかされましたか?」

 「え?!あ、いえ、その。董卓さんがあまりにも可愛らしい娘だったもんで、つい……」

 「へぅ〜。可愛らしいだなんて、そんな……」

 

 自分のしていた思考を悟られまいとした、一刀のその可愛らしいという一言で、董卓はその顔を真っ赤に染め上げる。

 先の戦の翌日。事後処理のために平原の街に入った一刀たちは、さっそく董卓とその軍師である賈駆の二人を交えて、合議を行うことにした。そのとき、初めて董卓の顔を見た一刀の反応が先のものなわけであり、最早完全に自らの正史の知識は当てにならなくなったと、そう彼に判断させる十分な切欠となった、この時の邂逅であった。

 

 「……話を進めて宜しいでしょうか、一刀さん?」

 「あ、はい。って、あの、輝里さん?なんか、目が怖いんですけど」

 「それは多分に気のせいです。それとも、一刀さんの方には何か、やましい所でもあるんでしょうか?」

 「イエ、ナンニモゴザイマセントモ!」

 「……(なあ蒔姐?輝里のアレ、もしかしてヤキモチかいな?)」

 「……(さあてね。まあそうだとしたら、色々面白くはなりそうではあるが)」

 「そこ!言いたいことがはっきり言う!」

 『いえ!なんにもございませんです!』

 

 董卓と一刀のやり取りを見、徐庶がなにやら不機嫌そうな顔をしたまま、董卓と妙な空気を作り出していた一刀へと、会談の進行を促す。その彼女の様子を見た姜維と徐晃が、なにやら小声で徐庶のその見るものが見ればあからさまなそんな態度を、ひそひそと揶揄する会話を交わしていたが、その当人からすかさずされたツッコミにより、慌てて居住まいを正すのだった。

 

 「ごほんっ!……ではまず、今回の助勢について、なのですが。董卓さまは“ある筋”の情報より、私たちの行動を知ったと、そうおっしゃいましたよね?」

 「あ、はい。……ある筋というのは、実は、皇太子殿下からなんです。正確には、そのおつきである王?さんから、ですが」

 「……白亜から?」

 

 コク、と。一刀にうなずいて見せる董卓。

 

 「劉弁様ですか。……ご壮健にしておいでですか?」

 「ええ、とても。都にもどられて以降、何とか朝廷を立て直すために、日々奔走しておられます。かくいう私も、殿下より直接のご指名をいただき、そのお手伝いのため都入りし、お傍で助力させていただいています」

 「……せやけど、何でお嬢なん?殿下とお嬢って、何か繋がりあったっけ?」

 

 と、董卓のことを“お嬢”と呼び、かなり気さくに話しかける姜維。何故かというと。

 

 「うちは元々涼州の人間なんよ。小さい頃はお嬢や詠とよう遊んだもんや。今、外にいる霞―張文遠とは無二の親友やし。華雄とも、ちっとだけ面識あるしな」

 

 とのことである。

 

 閑話休題。

 

 

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 「……そのあたりについては、私も詳しくはわかりません。殿下の言われるところでは、何でも十常待の長である、張譲どのの強い勧めがあったとかで」

 「……十常待の張譲、ね」

  

 それもまた、三国志の中でもトップクラスの悪名高き人物の名として、一刀もよく知っている名であったが。

 

 (まあ、どうせ。他のみんなと一緒で、名前が同じだけの別人、って言う可能性が高いし。……気にする程度に、止めて置けばいいか)

 

 あまり、正史の知識を当てにする事の危険性を考え、この事に関してもこの時は大して気にも留めなかった、一刀であった。

 

 「その殿下からですが、北郷さんあての竹簡を預かってまいりました。後ほど、お目を通して置いてください」

 「わざわざありがとうございます。……確かに、お預かりしました」

 

 董卓の手から一本の竹簡を受け取り、笑顔でうなずく一刀であった。

 

 「……ところで。お話は変わるんですが、北郷さんに、ぜひにお聞きしたいことがあります。……よろしいでしょうか?」

 『……!!』

 

 来た、と。その問いかけの内容を直感した一刀たちは、一斉に、その身を固くした。

 

 「……いつかの、殲滅戦のこと、ですね?」

 「……はい。なぜ、あそこまでする必要があったのでしょうか?相手もやはり人間です。話せば収まった可能性もあったのでは?」

 

 厳しい表情で一刀たちを見据え、董卓が一刀たちに問いかける。

 

 「せやけどお嬢。あん時の連中は」

 「由。……この場は、おれに話させてくれないかい?」

 「……カズがそう言うんやったら……」

 

 一度は董卓に対し、一刀や自分たちの行動に関する弁護というか、釈明を始めようとした姜維だったが、一刀が制したその一言で、しぶしぶと言った感じで席に座りなおした。

 

 「ありがと。……董卓さん。確かにあの時、俺は自分の情動に任せて、賊たちを殲滅しました。それはけして、ほめられた行為じゃありません。けれど、後悔はしていません。いえ、してはいけないんです。連中にすべてを奪われた、あの邑の人々のことを考えたら」

 

 ゆっくりと。だが、はっきりとした口調で、董卓に対し、一刀は自分の考えを語りだす。

 

 「確かに、あの場で話して済んだ可能性も、十分にあったとは思います。けれど、あの時に関しては、それだけは、絶対に出来ませんでした。……そう。二千人の、無辜の人々の、その無念を想えば」

 「あ……!」

 

 思わず声を上げ、はっ、とする董卓。一刀のその言葉と、瞳に溜まりだしていた、その涙を見て。

 

 「……この先も、あの時以上のことを、この手で行わなければならないときが、もしかしたらあるかもしれません。けれど、やはり後悔だけは、決してしないでしょう。たとえ、世間から自己満足の偽善と罵られようと、悪鬼羅刹の如き風評を流されようと、俺は、俺たちは、その罪を背負って、これからも生きていきます。……少なくとも、この腕の届く範囲の人々だけでも、これ以上傷つかなくて済むように」

 

 ぎゅ、と。その手を固く握り締め、董卓をまっすぐ見つめる一刀と、その両隣と背後に立つ、徐庶、姜維、徐晃の三人であった。

 

 『…………』

 

 董卓と賈駆は、そろって何も言えずにいた。ただじっと、一刀のその瞳を見続ける。一点の曇りもない、その、蒼みがかった澄んだ瞳を。

 

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 会談は、そのまま終了した。

 

 黄巾の降兵ついては、一刀たちの裁量に任せるようにと、皇太子である劉弁からの委任状を受け取っていた董卓たちは、その旨を彼らに伝えるとその日のうちに、早々に都への帰路についた。賊の占領下にあった平原についても、おって都から指示を携えた使者が来るでしょう、と。そう言い残して。

 その、帰還途上の馬車内にて、董卓は同乗している賈駆に、こう語った。

 

 「……すごい人だったね、詠ちゃん。わたし、あれだけの“覚悟”を持った人、生まれて初めて出会ったかもしれない」

 「……そうね。アイツ、並の器じゃないのは確かだわ。……まあ、ちょっとだけ、かっこよかった……かも……(ボソ)」

 「うふふ。……そう、だね。……とても、格好良かった、よね……。(殿下が北郷さんをお好きになられた理由、今ならちょっと分かるかも……)……ちょっとだけ、殿下が羨ましいかも(ポソ)」

 「?月?」

 

 董卓の最後の呟きまでは、賈駆の耳にも聞き取れなかった。そしてその呟きこそが、彼女達がこれから少し後に巻き込まれることになる、大きな、漢そのものを揺るがす事件の切欠となることなど、今はまだ誰も、知る由もないのである。

 

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 「さて、と。今度は君たちについて、なんだけど。答えは出たかい?天和、地和、人和」

 

 董卓たちが帰還した日の翌日。

 

 平原の街の庁舎内にて、目の前に立つ三人の少女に対し、机に座った一刀が、一昨日の提案に対する答えを求めていた。

 もちろんそこにいるのは、張角・張宝・張梁の、三姉妹の面々である。

 同席しているのは、徐庶と姜維の二人のみ。徐晃は現在、張?と高覧の二人とともに、降兵への“処遇”を行っていた。張?たちには、彼女らを会わせるわけには“まだ”、この時点では出来ないと、徐庶がそう判断したためだった。

 

 「……私は、これからも、歌い続けたい、です」

 「あたしも。やっぱり、歌うことが好きだもの」

 「……なので、あなたからの提案を、受け入れることにしました。よろしく、お願いいたします」

 

 ペコリ、と。深々と頭を下げる張角たち。

 

 一昨日の戦いの前。

 

 あの時、部屋に取り残された彼女たちの前に現れた一刀は、三人に対してこんな話をした。

 

 「突然言われて吃驚していると思うけど、まずは話を聞いてくれるかな?」

 「……それはいいけど、そもそも“すかうと”ってなによ?大体あんた、北郷一刀っていったら、いつだか黄巾の連中を一万人、一人で虐殺した奴じゃないよ。……当人なわけ?」

 「……ああ」

 『!!』

 

 張宝の問いに、肯定で返した一刀に対し、恐怖の表情を浮かべて、抱きしめあう三人。

 

 「……その気持ちはわかるけどね。でもさ、君らがしてきた事も、俺と同等、もしくはそれ以上の“罪”だってこと、理解しているのかい?」

 「……どういう、意味ですか?」

 「自覚してなかったのかい?それとも、自覚した上での問いかな?……君らが今回、大陸各地でした、黄巾の首謀者たちの宣伝、そして乱への参加を促す行為。……それによってなにが起きたか。……多くの無辜の民の、死と嘆き、だ」

 『う……』

 

 それは、三人がこれまであえて、目をそむけていた事実。頭の中の片隅に、常に浮かんでいた現実。それを、一刀の口から改めて突きつけられた三人は、ただうつむき、黙りこくるしか出来なかった。

 

 「……話を元に戻すけど。スカウトってのはさ、君たちを雇いたいって意味だよ。もちろん、広告塔としてなんかじゃなく、ただのアイドル…歌手として、ね」

 『…………へ?』

 

 この時、彼女たちは一刀のスカウトについては、その答えを保留した。だがその後の話――張挙たちが、彼女たちの名を名乗っていて、自分たちの本名を隠していること。公には、黄巾の首謀者が彼女たちになってしまっている、という事実には、驚愕しながらも、納得といった感じでいた。

 

 「……最初の契約のとき、アイツは私たちに、活動を行うその際には、絶対に“姓名”を名乗らないように、と。そう条件を出したんです」

 

 つまり、初めから張挙たちは、彼女たちを最悪の場合のスケープゴートにする、そういう腹積もりで居たのだったわけである。

 

 「取り合えず、まずはこの場だけでもいいから、俺たちに協力してくれないかい?街の中に残っているのは、君たちの純粋なファン――支持者たちだろ?その彼らに頼んでほしい。君たちを利用し、世に混乱をもたらした悪党どもを、俺たちと一緒に懲らしめてほしい、と」

 

 全てを知った以上、その時点で彼女たちには、もはや張挙らに協力する気は、さらさらなくなっており、三人は一刀の“頼み”に、ほとんどなんの躊躇いもなく、揃って頷いたのであった。

 

 そして、戦いは決着し、時間は現在へと戻る。

 

-11ページ-

 

 「……昨日も言ったけど、公的には、黄巾賊の首謀者の名は、“張角”、“張宝”、“張梁”の三人ってことになってる。だから、今後君たちは、その“真名”だけで生きていかなきゃいけない。もちろん、偽名を使うっていう選択肢もあるけどね。……それらも承知の上での、決断なんだね?」

 

 『はい』

 

 一刀をまっすぐに見つめ、はっきりと返事をする三人。

 

 「……わかった。契約条件は昨日のうちに話したとおり、今後の君らの活動に際しては、俺たちが全面的にバックアップ、支援を行う。資金なんかも、ある程度までは融通をつけるから、無理をしない以上は大陸のどこでも、好きに活動してくれて構わない。ただし、民たちをもう二度と戦に扇動したりせず、俺たちの名もけして表に出さないこと。今後は黄色い布ではなく、他の色をそのイメージカラー、象徴の色にすること。……それでいいね?」

 『はい!』

 「わかった。……輝里、三人に例のものを」

 「はい」

 

 一刀に促された徐庶が、一枚の紙を三姉妹に手渡す。

 

 「……これは?」

 「いいものさ」

 

 に、と。いたずらっぽく笑う一刀。張角――天和が、その紙を開き、左右から、妹二人がそれを覗き込む。そこには、こう書かれてあった。

 

 

 『数え役満☆((姉妹|シスターズ))』

 

 

 「……なんですか?これ?」

 「今後の君たちのユニット名さ。ま、活動名ってところかな?……さすがに、もう張・三姉妹とは名乗れないしね。……どうかな?」

 「……うん!とっても素敵です!」

 「そだね。結構響きもいいし」

 「……ちょっとだけ、気恥ずかしいですけど」

 

 と、三者三様の反応を示す彼女たち。

 

 そして、それから三日後。

 

 「みんな大すきー!?」

 『天和ちゃあーーん!!』

 「みんなの妹ー!?」

 『地ー和ーちゃあーーん!!』

 「……とってもかわいい」

 『人和ちゃあーん!!』

 

 わああああ!!っと。大きく湧き上がる大歓声。

 

 ?の街で行われた、彼女たちのアイドルとしての、再出発イベント。そこには、大勢の彼女たちのファンが集い、熱狂的な声援を送っていた。

 

 数え役満☆姉妹。

 

 彼女たちの、ただひたすらに、アイドルとしての頂点を目指す日々が、こうして再び始まった。

 

 そこには何の打算もない。

 

 一刀たちには、彼女たちを戦力強化の一因として使う気など、かけらもなかった。ただ、人々に、純粋な笑顔があふれていくこと。それだけが、打算といえばそうだったかもしれない。

 

 これからも、彼女たちを援助していくことを、一刀たちは決定していた。

 

 乱で疲弊した人々に、新たな希望を与えることの出来る、三人の姉妹を。歌姫たちを。

 

 ただひたすらに、夢に向かってまい進する、その眩いばかりにきらめく、少女たちを。

 

 『みんなーー!!だーいすきーー!!』

 『ほああああああっっっ!』

 

   

 蒼空に、“蒼い布”を身につけた少女たちの歌声が、いつまでも響き渡るのであった。

 

 

 〜続く〜                            

 

説明
今日ももう一つ移植。

これにて黄巾編終了。

でもって移植用は後一つですが、半分ほどちょいとばかり書き直ししたいので、

次回うpまで少々お待ちを。

では。
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コメント
旧版と微妙に違うけど安定の蒼かbいい人が結構おおいなww(RevolutionT1115)
mokitiさん<種馬の餌食になるかどうかはさておき(おw まあおそらく魅了ぐらいはされるでしょうねw あ、そうそう。輝里がさっき武器もって何処かへ出かけたんで、夜道には気をつけてくださいね?w(狭乃 狼)
張譲さんが良い人っぽいし、しかも女性とは…これは種馬の餌食か?…というのは冗談ですからね、輝里さん。(mokiti1976-2010)
叡渡さん<良い人ですよ?この外史の張譲はwww(狭乃 狼)
匣さん<変わってきますよー?次ではあっと言わせる事になるはず・・・多分(笑w (狭乃 狼)
shirouさん<実は次の連合戦のその後に、彼女たちが活きてきたりどうだったり(えww(狭乃 狼)
ハーデスさん<人物像の変化が先ず一つの布石w詠の高感度がそれかは不明ですがね(おw 輝里のヤキモチは基本スキルですからww(狭乃 狼)
なんとなく旧版と展開が変わる文章がありますね!どんな展開になるのか楽しみです。(匣)
おお、純粋なまでのアイドル活動かぁ。荒んだ人々の心を癒す一筋の光になってくれるといいですねぇ。(shirou)
若干人物像が変わってますよね。それに何気に詠の一刀に対する高感度が上がってますし。輝里のヤキモチは相変わらずですが。(ハーデス)
たこむきちさん<楽しみにしちゃってくださいね〜w ・・・続きは時間かかるけど(ボソ(狭乃 狼)
来た来た、今からが楽しみだ〜♪(たこきむち@ちぇりおの伝道師)
一丸さん<確かに張三姉妹はその通りかもですね。・・・旧版では出番もほとんどなくなりましたが(おw (狭乃 狼)
アルヤさん<展開事態は此処までほとんどいじくってませんからね。変わったのは張譲さんぐらいですw(狭乃 狼)
張三姉妹は、もしかしたら、もっとも良い結末だったのかもしれませんね。どこにも利用されず、ただみんなを笑顔にするだけに大陸を回って、歌い続けることが出来るのですから・・・そしても、物語はついに分岐点に到着しましたね。早くどんな変化をしていくのか知りたいですね。そして、劉弁様がんばれえ〜〜〜〜!!続き楽しみに待ってます。(一丸)
なんとなく見覚えのある感じですね。細部まで覚えてないおかげで物語自体を楽しめてますけど、やっぱり比較して楽しみたいですね。(アルヤ)
summonさん<はい。変化はここからというか、連合編の部分から大きく分岐しますですw(狭乃 狼)
旧作からはこれから変化していくんですかね?張譲の存在や命が何やら違う道に進みそうですし…楽しみにしています。(summon)
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