ガルダアルカイド 設定画
説明
オリジナルのパワードスーツ・ガルダアルカイド(初登場http://www.tinami.com/view/462686)の全体絵となります。
なんだかんだで彼女の挿絵を未だ描けてません……(汗)

STAY HEROES!(http://www.tinami.com/view/441158)の登場人物、鳴浜多喜乃の『専用』機です。
腰に八箇所のハードポイントを備え、単発パルスデトネーションエンジンで飛行可能。
20mm機関砲、PDW、サーベル型軍刀、トースパイクが標準装備。
オプションで各種爆弾、ロケット弾などが装備可能。
ちなみにサーベルは太刀拵えの護拳付きという旧軍仕様のものです。

↓以下駄文↓

軍刀というと、太平洋戦争期の将校が手にしていた日本刀造りの物がポピュラーですが、
実はあの日本刀仕様は旧軍末期に正式化したものでして、サーベル仕様の軍刀のほうが日本軍装備として歴史は長かったりします。

さてこのサーベルと云う刀、一見すると西洋的に見えるかと思います。
オスカル様やはいからさんの旦那様が携えている、華やかなイメージが思い浮かぶ方もいるでしょう(なんで思いつく例えが古い少女漫画なんだろか)

実際、発足したばかりの明治軍がフランス式の軍装を導入した際、サーベルも西洋軍隊の装備として正式化してます。
明治政府もサーベル=西洋刀、と考えていた節があります。
(しかし、形が気に入らなかったのか後に刃を太刀仕様へと変えたりしてたり)

が。しかし元々、この刀の先祖は中央アジアの騎馬民族の片刃刀でした。西洋ではなく東洋発祥なんですね。
サーベルの発祥は不詳……なんて書いている資料もありますが、サーベルが中央アジアの片刃刀から影響を受けていると推察するのは容易いです。
なぜなら『騎馬兵が騎上で扱いやすいよう、反りの入った斬撃用片刃刀』は軽装騎馬兵特有の装備ですから。
中世ヨーロッパの刀剣は重装騎士の鎧を叩き割る、鎧の隙間から刺すためのの幅広で重い直剣でした。
ではなぜ、中央アジアの刀がヨーロッパに持ち込まれたのか?理由は単純明快でして、中央アジア式装備が強力だったからです。
モンゴル帝国がヨーロッパ世界に攻め込んだ際、ヨーロッパの騎士たちはモンゴル騎兵にボコられました。
また、イェニチェリ擁する中央アジア発祥のオスマントルコ軍はハンガリーや東ローマを滅亡させています。
1400年代に入ると騎士の装備は時代遅れになっていました。
それに焦った西欧の王侯貴族が、強い異民族の最新装備を見よう見まねするうちに産まれたのがサーベルなのです。
こう書くと、明治期の日本とダブる所がありますね。

サーベルは、中央アジア→アラブ・中欧→西欧→……と一種の伝言ゲームのようなルートを経て日本に渡っているんです。
軍装も一種の文化です。剣一つから色んな考察が出来るのでした。

うーん、画像が大き過ぎました; 修正を加えた再投稿あるかもです。
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