IS 革新の光 第7話 訓練と買い物と休日 訓練編
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東の空が白み始めた頃

ティアは学園の敷地内を走っていた

 

ティア「朝早くから走るのって気持ちいいわね、まだ少し肌寒いけど火照った体には丁度いいわ」

 

そして走り終わり寮に戻る道を走っていると寮の前で木刀を構え素振りをしている人影があった

 

ティア(あれって篠ノ之先輩と織斑先輩・・・やっぱり先輩たちも朝早くから鍛錬をしているのね)

 

としばらく二人の様子を木の陰から伺っていると

 

箒「そんな所にコソコソ隠れていないで出てきたらどうだ」

 

ティア(っ!!)

 

ガサッ!!

 

ティアはびっくりして反射的に木の陰から出てしまった

 

箒「ふむ、お前は確か昨日射真と一緒に居た・・・」

 

ティア「えぇっと!昨日は道場をお貸し頂きありがとうございます!」

一夏「よく人がいるって解ったな、箒」

 

箒「フンっ!一夏が気配に鈍いだけだ、そういえば自己紹介がまだだったな、知っていると思うが私は篠ノ之 箒だ、そしてこっちが」

 

一夏「俺も知っていると思うけど織斑一夏だ、よろしくな」

 

ティア「はいっ!お二人の事はニュースで拝見しました!1年1組のティア・リトアルトです!!よろしくお願いします!」

 

箒「あぁよろしく頼む」

 

一夏「こっちこそよろしくな」

 

3人はその場で少し談笑していると食堂の開く時間時なった

 

箒「それでは私たちはそろそろ食堂に行くとするか」

 

一夏「そうだな、それじゃぁ学年別クラス代表戦頑張れよ!」

 

ティア「はい!頑張ります!!」

 

箒と一夏は寮の中へ入っていった

 

ティア「よーし!私も頑張るわよ!!」

 

ティアも意気揚々と寮に入って行った

 

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1年寮 射真の自室前

 

射真の部屋の前にはいつもの3人が集まっていた

 

海人「おーい射真―起きろ――!」

 

朱武「早く行かなければ朝食を食べ損ねるゾ」

 

凛久「・・・・・・・」

 

 

 

 

海人「コレは間違いなく・・・・」

 

朱武「あぁ」

 

凛久「寝てる・・・・・」

 

「はぁ」とため息をついているところにティアがやってきた

 

ティア「貴方達そんなところに集まって何をしているのよ」

 

海人「あぁリトアルトか、実は射真を起こしに来たんだけど中々起きねーんだわ」

 

ティア「なによ、まだ寝てるの?」

 

朱武「そのようダ」

 

ティア「全く人には朝から走らせておいて自分はぐっすり寝てるなんて、もう仕方ないわね」

 

凛久「・・・・どうするの・・・」

 

ティア「決まってるわ、叩き起すのよ」

 

ティアは海人と朱武のあいだを抜けて射真の部屋のドアをノックした

 

ティア「早く起きなさい!朝ごはんに行くわよ!」

 

しかし中からは何の反応もない

 

ティア「射真!起きなさい!入るわよ!」

 

ガチャ!

 

ティアはそのまま射真が寝ているベッドまで近づき

 

ティア「射真!いい加減に起きなさい!!皆待ってるわよ!(意外と寝顔は可愛いのね/////)」

 

そのまま掛け布団を引っペがしたすると中で枕を抱いて寝ていた射真は

 

((射真?今アイツのこと名前で読んだのか?))

 

射真「ん〜〜ぅみゃぅ・・・んぅ」

 

朝日が眩しかったのだろう枕に顔を埋めた

 

ティア「案外しぶといわね、ほら起きなさい!!」

 

ティアは枕を射真から奪ったが射真は枕を探すように手を伸ばしていた

 

ティアが射真を起こそうと肩に触れたとき

 

ティア「きゃぁっ!!?」

 

射真がティアの手を掴みベッドに引きずり込んで抱き枕にしてしまった

しかも寝ぼけているのか結構強い力で抱きついているので中々離れられなかった

 

ティア「ちょっと射真!離しなさいよ!!///////////////」

 

射真「にゅぅ」

 

ティア「にゃう、じゃないわよ!寝惚けてないで早く離しなさい!//////////」

 

海人「はぁやっぱりこうなったかこうなるとちょっとやそっとじゃ離れないぜ」

 

朱武「この腕を解くのはかなり疲れル」

 

二人がボヤいていると廊下に人集が出来ていた

外の連中は「なになに?」とか「何かあったの?」やら「あっ!桐谷君と輝咲君!雨野君もいる!」や「ここ纒君の部屋だったんだ!」と段々騒ぎになってきていた

 

ティア「ちょっとドア閉めて!こんな所見られたら大騒ぎになっちゃうじゃない!!///////」

 

海人「馬鹿でかい声出すな!」

 

「あれ?今部屋からリトアルトさんの声しなかった?」

 

「確かにしたわね」

 

「突入!!」

 

この一言で射真の部屋に女子が流れ込んできたそして

 

「あぁ――!!リトアルトさんが纒君に抱き締められてる!!?」

 

「「えぇええええええええええええええええええええええ!!!!!」」

 

「リトアルトさんズルい!」

 

「抜けがけするなんて!」

 

「私と替わって!!」

 

とティアが騒がれているときに海人達は「あ〜ぁ」という感じで事の成り行きを見守っていた

 

ティア「私だって好き好んで抱きつかれているわけじゃないわよ!/////」

 

「リトアルトさん顔赤くなってる!」

 

ティア「誤解だから!」

 

と誤解を渡航としているそばから寝ぼけながらティアに頬すりをするもんだからさらに女子がヒートアップする

 

そして女子sの声で起きた射真は

 

射真「・・・・・何事ですか」

 

と平然としていた

 

そして射真が着替えるというので部屋に居た人間はすべて廊下に退去した

 

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そして食堂へ

 

なんとか朝食の時間に間に合った5人は食事を摂っていた

 

ティア「全く!朝からとんでもない事になっちゃったじゃない!」

 

海人「いいじゃん!いいじゃん!満更でもなかったみたいだしな」

 

朱武「頬を赤らめる姿はまさに純な乙女だったゾ」( ^ω^)

 

ティア「うるさいわね!!/////////あんなの赤くなるに決まっているじゃない!」

 

射真「何かあったんですか?」

 

ティア「なっ!」Σ(゚д゚lll)

 

海人・朱武「「ハハハ・・・・」」(~ω~;)))

 

その言葉にティアは固まり二人は苦笑いを浮かべていた

 

凛久「射真は、寝ている時に・・・・自分がした事は・・・大体憶えてない・・・・」

 

ティア「なによ、それ――――!!」

 

こうして朝の一幕は終わり

 

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道場

 

道場からは昨日に引き続き激しい音が響いてきていた

 

ティア「はっ!!」

 

海人「まだ踏み込みが浅い!!」

 

ティア「くっ!!!!」

 

海人「隙有りだ!」

 

同打ちを狙ってきた竹刀をティアの手から弾き飛ばした

 

ティア「うっ!」

 

海人「元々近接戦闘のISに乗っているだけあって間の取り方とかはいい感じだ、だけどまだ無駄な動きが多いし自分の得物に振られている」

 

ティア「そんなの試合までにどうにかなるのぉ?」

 

海人「どうにかなる、ならないって問題じゃないだろ?お前が自分の動きを制して剣を自分の体の一部にするんだ、そうしないとこの先辛いぞ?」

 

ティア「それはそうかもしれないけど」

 

海人「何も試合までに完璧にしろとはいわねーよ、けどなこれが出来るのと出来ないのとじゃこの先相手と対峙するとき戦闘の選択肢が増えるぞ」

 

ティアは横目でチラリと射真を見ると映像端末で何かを見ていた

 

ティア「ねぇ射真何を見てるの?」

 

射真「貴女の教科書通りの回避行動です」

 

ティア「教科書通りって・・・・」

 

射真「・・・・・まぁコレは午後にやりますから今は海人との剣戟に集中してください」

 

ティア「解ったわよ、それじゃぁもう一本行くわよ!!!!」

 

海人「おっしゃ来い!!!」

 

ティア「はぁあああああっ!!!!!」

 

 

 

射真(それにしてもなんというかティアさんもいい根性してますね、さて考えられることを考えておかないと)

 

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そしてお昼になり汗でぐっしょり濡れた道着を洗濯機に入れて

 

ティアはシャワーを浴びていた

 

 

うぅ〜全身筋肉痛だわ、これ試合の日にちゃんと動けるのかしら・・・・

それにしても織斑先輩が桐谷君に勝てないってのも強ち間違いじゃないかもしれないわね

私、強くなれてるのかな・・・・お母さん

 

はぁ、感傷に浸っていても何も出来ないわ

今はただ前進あるのみ!!

さぁ午後も気合入れて行くわよ!!

 

グゥ〜〜〜〜〜〜

 

そっその前にまず食事ね///////

 

 

ティアはお湯を止めてシャワールームを出た

 

ティア「ふぅ、さっぱりしたわ」

 

ティアは部屋の備え付け冷蔵庫を開けて水を飲んだ

 

ティア「んっく、ふぅ・・・さてお昼♪お昼♪」

 

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同時刻1年生寮屋上

 

風が爽やかに吹き抜ける屋上に二人の男女が立っていた

一人は纒 射真そしてもうひとりはこの学園の生徒会長 更識楯無

 

射真「そうですか・・・・」

 

楯無「もぉいつもの事ながら無愛想ね、もっと笑いましょうよそのほうが可愛いわよ?」

 

射真「貴女は僕をからかいに来たんですか?」

 

楯無「そろそろ私の事名前で呼んでくれてもいいんじゃないかしら?おねぇさん射真君が名前で呼んでくれるのずっと待っているのだけど?」

 

射真「・・・・・・・・・・・」

 

楯無「あのことを射真君達が気に止む必要はもうないのよ?戦争も終わったのだし、いい加減に前へ踏み出してもいいのよ」

 

射真「でも彼女がその事で僕等のことを恨んでいるのだとしたら!」

 

射真は声を荒げるがそれは楯無の優しい抱擁によって遮られた

 

楯無「大丈夫誰も貴方達を責められない、それに貴方達には私達がついているわ」

 

射真「・・・・楯無、さん」

 

楯無「やっと呼んでくれたわね・・・射真」

 

 

 

食堂

 

海人「それにしても射真の奴おせぇな」

 

朱武「うむ、確かになシャワーを浴びているならともかく射真はその必要はないからな」

 

ぐぅ〜〜〜

 

凛久「お腹・・・すいた」

 

射真「皆さんすみません、お待たせしました」

 

海人「たくおせぇつの!どこほっつき歩いて・・・・って!!」

 

テーブルに座っていた3人は振り返り少し固まった所で

 

楯無「はろはろー」

 

海人「楯無さん!?」

 

朱武「会長!?」

 

凛久「((((;゚Д゚))))!!!!」

 

射真「今日はこの人も一緒に食べますから」

 

海人「いやいやいや!!だってここ一年生食堂だぜ!?」

 

朱武「会長の考えることだ・・・恐らく」

 

凛久「会長・・・権限」

 

楯無「あったりー!よく分かったわね、凛久君」

 

ティア「会長?なんのことよ?」

 

楯無「もうすぐ全校集会があるけど先に自己紹介しちゃおうかしら、私は更識楯無、このIS学園の生徒会の会長をしているわ、よろしくね☆」

 

その言葉にティアは数秒凍りついたのち

 

ティア「よっよろしくお願いします!」

 

楯無「そんなに硬くならなくていいわよ、さっ早く食べちゃいましょう」

 

その後私たちは6人でお話ししながら食事をして会長は生徒会の仕事があるからと早めに帰っていった

 

ティア「ふぅ生徒会長っていうからお堅い人なのかと思ったら随分明るい人ね」

 

海人「まぁあんな人だから時々突拍子もないことしでかすが」

 

朱武「それにはいつも何かしらの意味があってそれら全てがここにいる全ての人間に恩恵をもたらした」

 

ティア「要するにすごい人なのね」

 

射真「そういうことです、さっそれでは早速部屋に戻って戦略の確率と戦術プランを組み立てますよ」

 

ティア「そうね、それじゃぁ3人ともまたね」

 

朱武「( ゚д゚)ウム、後で何か差し入れでも持っていく」

 

射真「お願いします、それでは」

 

 

二人は食堂を出て行くと入れ替わりでメルティアが入ってきた

 

海人「あれメルティア先生どしたんすか?」

 

メルティア「あぁ久しぶりにこっちで食べてみようかと思ってな」

 

海人「へぇ〜」

 

メルティア「それよりアイツ等最近仲良いな、それも恋人かと見間違えるほどに」

 

朱武「恋人同士に見える見えないはさておいて、仲が良いことはいいじゃないですカ?」

 

メルティア「まぁそれもそうか、おばちゃんいつもの一つ!」

 

「少し待っててね、すぐ作るから」

 

メルティアは海人達が座っているテーブルの席に着き

 

メルティア「そういや最近、世界中でまた規模こそ小さいが電波障害が頻繁に起こっているそうだ」

 

海人「その事を知っているのは?」

 

メルティア「千冬と私と更識楯無そしてお前ら3人とお前らんとこの社長だ、そしてこれは機密情報だ、誰にも話すなよ」

 

朱武「織斑先輩たちにも・・・ですか?」

 

メルティア「あぁこの事は学園上層部も政府も極秘に処理したいだろうからな」

 

凛久「・・・・また、戦い」

 

メルティア「そうなる覚悟はしておけ、ただこっちも火種が大きくなる前に火消しにかかる、お前たちの出番はないだろうな」

 

海人「自体が表面化する前に解決すれば万々歳ですよ・・・・んじゃ俺達もそろそろ行きます、この事は射真には?」

 

メルティア「伝えなくていい・・・・」

 

海人「了解・・・それじゃぁ失礼します」

 

メルティア「はぁ・・・・・」

 

「お待たせ」

 

メルティア「おっありがとうそれじゃぁいただきます」

 

説明
日曜日の訓練です
まぁ大したことは書いてないと思いますが
生徒会長が出てきますよ
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