Pの記憶/IとSの世界 一話 初めまして
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二日後

 

俺、織斑一夏はIS学園と言う所いる。

 

この学園、他の学園とは違うところがある。

 

それは、生徒全員が女子だけというから驚きだ。

 

疑問に思うがそれはISが女性にしか使えないからだ。

 

ISというのは一種の兵器だ。

 

そのせいで男尊女卑がひっくり返され今じゃ女尊男卑になった訳、

なのだが、幸か不幸かそのISを男である俺が起動させてしまった。

 

という事なので、この学園には俺以外全て女子だと思ったのだが、もう一人男子が居るのだと言う。

 

要するに、ここは今日から女子だけじゃなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登校初日

 

現在この教室には、異質な存在である男子が二人いる。

 

一人は頭を抱え込んで今までの事を整理する…織斑一夏。

 

もう一人はPSPで音楽を聞きながら漫画を読んでいる…亜餌砂鬼操。

 

数分後、教室の扉が開き女性の教師…山田真耶が入ってくる。

 

入ってくるや否や、操はPSPをしまい、漫画を隠す。

 

少し時間が流れ、自己紹介に入った。

 

「じゃあ、最初は亜餌砂鬼君。」

 

すると、操はすっと立ち上がり、いきなり教壇に立ち全員の顔を見てこう言った。

 

「俺は、亜餌砂鬼操。

 このIS学園の生徒全員と友達になる男だ!」

 

正直に言うと全員が口をポカーンと開けている。

 

一人、亜餌砂鬼操はというと、

 

「か〜〜〜!

 言ってみたかったんだよね、この台詞!

 改めまして、亜餌砂鬼操です。

 好きなものは、アニメと特撮です。」

 

「…はい、では、次は…。」

 

そのあとも、順調に自己紹介が進み、一夏も無事に終えた。

 

 

 

 

 

 

朝のホームルーム兼自己紹介が終わり、次に一時間目になり黒髪で鋭い目付きが特徴の先生が入ってくる。

 

その時、一番前の一夏が立ち上がり、驚いた大声で言う。

 

「ち、千冬姉!」

 

すると、千冬姉と呼ばれた先生が持っていた教科書て、おもいっきりチョップをする。

 

「痛っ!」

 

「ここでは、織斑先生と呼べ。」

千冬姉…織斑千冬が一夏に返事をすると、周りから歓喜の声が上がる。

 

その歓喜の声を千冬が一喝するとすぐさま言う。

 

「一時間目を始める。」

 

 

 

 

 

 

六時間目

 

再来週のクラス対抗戦に出る代表者を決める話が持ち上がる。

 

「はーい!

 織斑くんがいいと思いま〜す!」

 

「お、おれ!?」

 

「じゃあ、亜餌砂鬼君も良いんじゃないかな!」

 

「な、なんだって!?」

 

一夏と操は頓狂な声を出す。

 

「ちょいまち!

 俺は嫌

「他薦された者に拒否権などない。

 選ばれた以上は覚悟しろ。」

 orz…。」

 

「い、いやでもっ!」

 

操と一夏が反論していると後ろから声がした。

 

「納得出来ませんわ!」

 

操が諦めて本を読み始めた後、金髪の少女が言う。

 

「そのような選出は認められません!

 大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!

 このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?

 実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然です!」

 

一夏はうんざりした顔で聞いていた。

 

「いいですか!!

 クラス代表は実力トップがなるべき、それは私ですわ!

 何せ入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートなのですから。」

 

この発言に一夏と操は耳を疑った。

 

「イギリス代表候補生でもある私以上に相応しい人間はいない筈ですわ。」

 

操は本を閉じながら言った。

 

「イギリス代表候補生様に尋ねますが、その入試とやらはISを動かして戦う事ですか?」

 

「それ以外に入試などありませんわ。」

 

それを聞いた一夏と操はハモる。

 

「「俺も倒したぞ、教官。」」

 

「なっ!!

 あなた達!あなた達も教官を倒したって言うの!?」

 

「落ち着けって。

 女子の中でお前だけ倒したってだけだろ。」

 

「これが落ち着いていられますか!

 わざわざこんな島国にまで来たうえに極東の猿と比べられるなんて…このような屈辱耐えられませんわ!」

 

「イギリスだって島国だし、大してお国自慢ないだろ。」

 

その言葉にセシリアは激怒する。

 

「なっ!?

 あっ、あなたねぇ!?

 私の祖国を侮辱しますの!?」

 

そこに操が割ってはいる。

 

「まぁまぁ、落ち着け二人とも。」

 

「五月蝿いですわよ!

 どうせ貴方も同じ様な低脳なんでしょう。」

 

セシリアの言葉に操は少々イライラし始める。

 

「今、勉強中なんだよ。」

 

「折角、こんな所まで来てISを勉強をしようとしているのに。」

 

「大体、島国の猿はエリートに尊敬の「謝れ、殺すぞ。」…!」

 

とても高校生が出せるようなオーラが発しられているのかセシリアは後ずさる。

 

「やべ、少し本音でた。

 聞かなかった事にしてくれないか。

 とりあえず決闘でどうかな?

 勿論、俺も戦うから。

 織斑先生はそれで良いですか?」

 

それを聞いた千冬は返事をする。

 

「話が纏まったな。

 勝負は一週間後の月曜。

 放課後、第三アリーナで行う。」

 

「それでいいかな。

 一夏くん、セシリアさん。」

 

「俺は、良いぜ。」

 

「私もですわ。」

 

「じゃあ、決定…とその前に、一夏くん。」

 

「ん?」

 

「最初はグーじゃんけんぽん!」

 

咄嗟の事で一夏はグーを出し、操はパーを出す。

 

「決まりだ。

 山田先生、これでいいですね。」

 

「あ、はぁ〜。」

 

「な、なんだ。」

 

「それは、後でのお楽しみだな。」

 

そして、その日の授業は終了となった。

 

その後、あのじゃんけんが部屋割りを決めるものだった事に一夏は絶句した。

 

そして、同居人が幼馴染みの篠ノ之菷だった事にも絶句した。

説明
これは、最後の物語。
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