木魂の湖
説明
神妖はある意味で概念的存在で入浴の必要性があるかどうかは高祖父の記録にある通りである。
ただし獣から変生した神妖は獣時代の習慣が残っているため、
純粋な神妖が少なくなっている現代においてはこちらの方が優勢のようである。

待宵様は二尾から九尾を経て四尾の仙狐となるまで異例の出世を遂げた存在で、
その神力足るや科野・三野・斐陀・近淡海・尾張・三河・遠淡海の中部七国を治めるほどのものであった。
昭和中期の高度成長期に入り、社会の急な変化に付いていく事が出来ず零落してしまったわけだが、
問題は「仙狐」という格を剥奪される事は無いという事。

妖怪という枠組みに入る九尾までなら「妖力」の多寡によって尾の数が決まるが、
尾が減って神狐に至る段階においては「神力」を前提として「存在した年数」が重視される。
これは近代、神様協会に顔を見せない神世七代(カミノヨナナヨ)の発案した制度と言われており、
八百万の神々の多様性も何処吹く風、世相の変化に対応出来ない神々を優しく間引く方法であると推測できる。
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