恋姫 華陀紀行179
[全3ページ]
-1ページ-

 

 

 今日の模擬戦は収穫がありました。

 

 

 例のニヤニヤしていた副官なんですが、なかなかの遣り手です。

 

 

 最初に本体を避けるように反対側へと回り込んで、もうひとつの部隊と合流してから、攻撃を開始しました。

 

 

 確かに、他の部隊と手を組んではいけないとは言ってませんから、いいんですけど、思っていたのと違うんですよね・・・。

 

 

 しかも、その後に「我々は連合を組んだので、ひとつの部隊です!」なんて言ってきました。

 

 

 本体をやっつけたらそのまま雌雄を決するんじゃないの?と思っていただけに、ちょっと不満なんですが、なんでもありだしいいか・・・と言う結論に達しました。

 

 

 しかも、これをその隊長に言わせているんです。

 

 

 俺の前で、こっそりと動こうなど土台無理な話です。

 

 

 隊長に副官の名前を(無理矢理)聞いてみると、紀霊と言うそうです。

 

 

 知りません・・・。

 

 

 まあ、いまの隊長よりも遥かにマシと言うことで、本体の隊長として扱うことにしました。

 

 

 髭もじゃおやじより女性の方が、兵もやる気が出るかな?みたいなもんです。

 

 

 本人を呼び出して色々とお話をしました。

 

 

 なんでいままで大人しかったか聞いてみました。

 

 

 どうやら、俺の諜報部への調練をたまたま見られていたようで、それが嫌で逃げていたようです。

 

 

 あれは、諜報部だけですよ?

 

 

-2ページ-

 

 

 孫策の手の者が、報告に来るようです。

 

 

 ここで、俺の姿を見られるわけにはいきません。

 

 

 全くなんでまた、こんな報告する必要性が・・・ありますね・・・。

 

 

 美羽たちが、あの辺り一帯全て統治してたんでしたね。

 

 

 代理人として亞莎を立てておくから大丈夫でしょう。

 

 

 俺は、隠れてそれを応援するだけです。

 

 

 一応事前に報告される内容と、言わなければならないことは伝えてあるので、問題ないはずです。

 

 

 後は持ち前のアドリブで何とかするでしょう。

 

 

 そろそろ、到着ですね。

 

 

 ・・・。

 

 

 孫策の部下って、普通の兵じゃなく、あなたでしたか・・・。

 

 

-3ページ-

 

 

「報告に来たのだが、袁術殿は居られぬのかな?」

 

 

「は、はい!わた、私がその役目を賜っております!」

 

 

 亞莎・・・ちょっと・・・初めてだからってテンパりすぎですよ。

 

 

 相手の迫力に完全に飲み込まれてます。

 

 

「ふむ。名前を伺ってもよろしいか?」

 

 

「はい!私は姓を呂、名を蒙といいます!」

 

 

 亞莎、違うでしょう・・・。

 

 

 今はあなたの方が立場が上なんだから、普通は相手に名乗らせるものですよ・・・。

 

 

 そんなことでは、これからつけ込まれますよ!

 

 

「私は周瑜という。早速だが、報告させていただこう」

 

 

「はい!お願いします!」

 

 

 お願いしてどうするんです・・・。

 

 

 亞莎・・・後でじっくりとお話が必要なようですね。

 

 

 ・・・・・・・・・。

 

 

 予想通り、終始冥琳に押されっぱなしでした。

 

 

 しかも、途中から余計なことを言いそうになったので、仕方なく無駄に音を立てたりしました。

 

 

 冥琳には少し怪しまれましたが、俺がばれるはずはありません。

 

 

 やはり、政務ばかりでは、度胸はつかないようですね。

 

 

 今度賊の報告があったら、軍師として連れていきましょう。

 

 

 何度か連れていけば、その内度胸はつくでしょう。

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1403 1280 9
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 亞莎 冥琳 

Peruさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。


携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com