恋姫無双 〜〜紅と蒼の悪魔〜〜 3−14話
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 注、この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」を私の個人的妄想により都合よく改変しております。

詳しくは1話を参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ふむ、それにしても」

 

勝ち名乗りを受けた後、華雄は不思議そうな顔をしていた。

 

「あら、どうかしました?」

「いや、上で見て感じたのと実際に体験するのではぜんぜん違うと思ってな。現に、お前の矢の放ち方と軌道は想像以上に恐ろしいものだったからな」

 

紫苑に問われた華雄はそう返した。

 

「それは光栄です。でも私もまだまだですわ。また挑戦してもいいかしら?」

「もちろん、また手合わせ願おう」

「ええ、華雄さん。次は負けませんわよ?」

「ほう、楽しみにさせてもらう」

 

そう言って二人はそれぞれの陣営へ戻るのだった。

 

 

蜀 陣営

 

「ふぅ、負けてしまいましたわ」

「紫苑さん、お疲れ様でした。残念でしたね…」

「いえ、負けてしまったのは悔しいけれど、私もまだまだ伸ばせるところがあると思えたので、むしろ感謝したいくらいですわ」

「紫苑殿がそこまで…。やはりあの話…」

「にゃ?愛紗どうかしたのか?」

「いや、少し考え事をな」

 

 

 

店 陣営

 

「ただいま戻った」

「おう!お疲れ!圧勝やったなあ」

「お疲れ様です」

「…おかえり」

「ああ、やはり経験というのはすごいな。一度の射撃からすぐに修正してくる」

「せやけど、あそこでウチの技使うなんて誰も思わへんやろ、ウチかてびっくりしたわ」

「まだまだ。霞の速度までは遠いからな。もっと磨かねば」

 

 

 

 

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興奮冷めやらぬ中、地和のアナウンスでそのまま第五試合以下に移っていった。

 

第五試合 祭 VS 恋

 

「やれやれ、老骨にはちとキツイのう…。」

「…さっさと終わらせる」

 

遠距離対近距離…とか言う前にストリークで突っ込んできた恋に咄嗟にガードした上から叩きつけられ、何とか衝撃を殺したものの武器が粉砕してしまい試合続行不可で恋の勝利。

 

 

第六試合 愛紗 VS 沙和

 

「……」

「怖いの〜!!誰か助けてなの〜!!」

 

対戦相手の愛紗が黙りこくっている事にかなりの恐怖を感じている沙和。

試合のほうは、一回戦の明命には速度で劣るものの、双剣であることを生かした手数の多さで肉薄していた。

一方の愛紗は、何か考え事をしているようだったがそれでも始まってしまえば一瞬で元の雰囲気に戻り、嵐のような攻撃を全て避け、弾ききった後体力が切れて動きが一気に鈍くなった沙和を一気に追い詰め、早々に沙和が降参宣言をして愛紗の勝利。

 

 

第七試合 亞莎 VS 白蓮

 

「よ、よろしくお願いします!」

「ああ、こちらこそ」

 

ある意味、一番盛り上がったのがこの試合かもしれない。

観客にも分かる速度の剣術でありながら動きが的確で隙の無い正統派な白蓮と、暗器と体術でトリッキーな攻めをする亞莎という正反対な二人の戦いは熾烈を極めた。

実力はともに互角であったようで、今までで一番時間がかかったものの声援量も一番であった。

試合のほうは、最後の最後で振り切った剣をかわされた白蓮がそのままの勢いで放った蹴りを、わずかに切られた袖をおとりにした亞莎にかわされ、そのまま流れるように首筋に暗器を突きつけられて白蓮が降参。亞莎の勝利。

 

 

こうして、二回戦が終了した。

勝ち残ったのは、蜀が愛紗、鈴々。呉が亞莎。店がダンテ、バージル、華雄、恋となり、魏は0となった。

この時点で、魏が全滅するというのは将たちも観客も予想外であった。

 

 

 

 

 

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魏 陣営

 

「…まさか、二回戦で全滅とはね」

「申し訳ありません、華琳さま!」

「姉者だけの責任ではあるまいよ、それならば一回戦で負けてしまった我々の方が責任があるというもの」

「秋蘭…」

「来年のためにも、今はこの先の戦いに集中なさい。それを今回の罰とするわ」

「「はっ!」」

 

 

呉 陣営

 

「祭殿、腕のほうは」

「うむ、幸い骨には異常はないのう、ま、二日ほど鍛錬を禁止されたがの」

「それは重畳、せっかくですからゆっくりしてください」

「そうしようかの。それよりも亞莎」

「は、はひぃぃぃい!」

「何を怯えとるか。われらはもうお前しか残ってないのじゃ。もっと胸を張らぬか」

「そうです!次…はもっと厳しいですが亞莎なら勝てるのです!」

「そうよ〜、私の分も頑張ってもらわないと」

「うぅ、頑張ります…」

 

 

蜀 陣営

 

「ふむ、残りは我ら姉妹か」

「おう!愛紗、次も頑張るのだ!」

「ああ、どうせなら二人で決勝で戦いたいものだな」

「二人とも張り切ってるなあ」

「大会とはいえ、武を誇りとするものからすればこの場はまさにその誇りを懸けた大舞台。負けた某が言うのもあれではあるが、あの二人の気持ちも分かるというもの」

「そっか。なら精一杯応援しなきゃね!」

「御意」

 

 

店 陣営

 

「やっと三回戦か」

「…何か随分長くかかってる気がするな」

「何を言ってるのだ?まだ一日も経ってないじゃないか」

「いや、そうなんだが」

「う〜!ウチも勝ちたかったなあ」

「仕方ねえだろ、んなこと言ったってよ」

「ま、そうやな!流琉と一緒にここで応援したる!」

「は、はい!兄様達も恋さん華雄さんも頑張ってください!」

「…ん、がんばる」

 

 

 

 

 

 

「さて、いよいよ三回戦です!今回は七人が勝ち残っているので、くじ引きで残った最後の一人はそのまま準決勝に進むことができます!」

 

地和のアナウンスに対する反応は以下の通り

 

「うぅ、皆さんお手柔らかに…。」

「どうせなら勝って進みたいのだ!」

「ふむ、せっかくの機会、逃すのは少し惜しい…。どうせなら選ばれたいものだが」

「あー、シードねぇ…。めんどくせぇから俺にならんかね?」

「フン…」

「…相手は皆倒す、それだけ」

「やはり強者とは少しでも多く戦いたいものだな!」

 

 

「それでは、第一試合を始めます!……出ました!蜀より関羽将軍!対するは華雄選手です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

今回はいかがでしたか?

 

今回は急ぎ足で二回戦を終わらせました。

というか、祭の扱いが我ながらひどいorz

ファンの方読んでいたらホントすいません。

言い訳すると、そもそも祭単体では恋の速度と剛力は受け止められないと思うのです。

それに加えて、DMC4のストリークなんて使ったらよほどの者でなかったらああなると。

むしろ、それを正面から受けてあまつさえ防御して、骨折してないのは祭の技量あってのことです。

 

ちなみに、正面から恋の攻撃(普通)を止められるのは春蘭、愛紗、鈴々、霞、華雄が数発。祭、焔耶、紫苑、桔梗が一発だけなら(それに全力を使ってしまうため戦闘続行は不可)。

ストリークまでになると、春蘭、華雄が全力でそれでも多少滑る。それ以外では技量により差はあれど、よくて武器破壊。悪ければ大怪我になる(鈴々は力なら愛紗と互角だが体格の差により止められず)

また、霞、および恋の攻撃が見えるのは春蘭、秋蘭、凪、雪蓮、思春、祭、明命、愛紗、鈴々、翠、星、紫苑、桔梗、焔耶(ぎりぎり)、華雄。

ストリーク使用時は春蘭、思春、明命、愛紗、鈴々、星、華雄が見えてます。

そこから、かわせるのは春蘭(性格的に受け止めちゃうけれどw)、凪、雪蓮、思春、明命、祭、愛紗、鈴々、翠、星、華雄(性格以下略)といったところ。

ストリーク使用時は雪蓮(勘)、思春、明命、星、華雄がかわせます。

案外、避けられるんです。反撃したら死ねますがw

お分かりかと思いますが、ダンテバージルは双方とも反撃まで可能です。

最近はなかなかキツクなってるようですが。

 

というわけで、次回は第一試合からいきたいと思います。

それでは、お楽しみに!

 

 

 

 

 

説明
この作品は「DMCシリーズ」「真・恋姫無双」の二次創作です。
作者の妄想成分が過分に含まれているので、ご覧になる際はこのことを頭の片隅にでも置いておいていただけたら幸いです。
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コメント
>スターダストさん まあ、魔具と比較するのは酷ってものですねw (morikyou)
>nakuさん 経験は何にも変えがたい力ですからね。 そうですね・・・どうなるかはまだ私にも分かりませんね(オイ(morikyou)
まぁ〜あの二人は技量だけじゃなくてその武器も言ってみたら規格外だからな〜それとこの時代の武器を比べたら・・・可哀想って思うのは俺だけかな?(スターダスト)
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真・恋姫無双 バージル ダンテ DMC  華雄 ダイジェスト 

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