真・恋姫†無双 外史 〜天の御遣い伝説(side呂布軍)〜 第二十三回 第二章:益州騒乱D・霧幻地獄の罠
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北郷と高順は、張魯の術にはまったという厳顔・魏延両隊を救い出すために、戦場を走っていた。

 

そして、走っていると、やがて濃霧が発生しているところにたどり着いた。

 

 

 

北郷「ここか・・・」

 

 

 

北郷は目の前に広がる真っ白な空間を見て、ゴクリと生唾を飲んだ。

 

 

 

高順「そうですね。報告によれば、あの櫓と櫓の間辺りに張魯が現れたよう―――あれ?」

 

 

 

張魯が現れたとされる空間を凝視したまま、高順は途中で話すのをやめてしまった。

 

 

 

北郷「ん?どうかしたのか?」

 

 

 

北郷も高順が凝視しているところを見てみるが、特に何もないようである。

 

 

 

高順「いえ、ですがあれって・・・」

 

 

すると高順は、今度は後ろにあった櫓を見始めた。そのまなざしは真剣そのものである。

 

 

 

北郷「なな・・・?」

 

高順「・・・すいません、また後にします。今はとにかく早く陽動隊の元に急ぎましょう」

 

 

 

結局高順が何に気づいたのかわからないまま、北郷と高順は濃霧の中へと突入しようとした。

 

 

 

その時・・・

 

 

 

北郷「なな!ちょっと待って!」

 

 

 

北郷が高順を制止して進行方向をややずらしてしゃがみ込んだ。

 

高順が何事かと近寄ってみると、どうやら北郷は自軍の負傷兵の存在に気付いたようで、血相を変えて駆け付けたのだった。

 

 

 

北郷「ひどい怪我だ!早く華佗の元に―――!」

 

 

 

しかし、

 

 

 

高順「一刀様、お気持ちは分かりますが、今は目的を忘れないで下さい。私たちは散り散りになった陽動隊を救出し、体勢を立て直すの

 

が目的です。ですが見たところ、残念ながら彼はもうこの戦いには参加できないでしょう。この方のような戦闘不能の負傷兵を一人一人

 

助けていたら、まだ戦える兵たちにさらに被害が増えてしまいます」

 

 

 

高順は出来るだけ落ち着いた口調で、北郷に非情な選択をするよう求めた。

 

 

 

北郷「でも―――!」

 

 

高順「一刀様、これは戦です。戦では当然人が傷つきます。そして命を落とすこともあります。天界では太平の世が築かれ、戦など

 

なかったかもしれませんが、この世界ではこれが日常なのです。慣れてくださいとは言いません。ですが、負傷兵を踏み越えていける

 

ほどの覚悟だけは身につけてもらわないと・・・」

 

 

 

そう、これはゲームや夢なんかではなく本物の戦争。実際人が人を傷つけ合い殺し合っている。

 

当然負傷兵のことなど気にしていてはきりがなく、むしろその隙に自身の命を危ぶめる結果にもつながりかねない。

 

北郷は黙って腰に差している直刀を手のひらでなぞった。

 

もしかしたら、次は自身がこの刀で敵と戦うことになるかもしれない。

 

嫌な汗が背中を流れると共に、北郷は軽い戦慄を覚えた。

 

 

しかし・・・

 

 

パチンッ!

 

 

という乾いた音を響かせ、北郷は自身の頬を両手で叩いた。

 

 

 

北郷「ごめんなな。早く陽動隊を助けに行こう」

 

 

 

北郷の目には若干の動揺の色が残っていたものの、もう迷いは消えていたようであった。

 

 

 

高順「・・・さすがは、一刀様です」

 

 

 

そう告げると、高順は見事な要領のよさでその負傷兵の応急処置を済ませた。

 

 

 

高順「これで恐らく当分は大丈夫です。早く先へ進みましょう。これ以上被害を大きくしないためにも・・・!」

 

 

 

そうして、改めて二人はその負傷兵を置いて濃霧の中に突入した。

 

 

 

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【益州、陽平関正面、side厳顔】

 

 

 

厳顔隊は混乱状態に陥っていた。

 

先ほどまでの信じられない現象に加えて、視界の悪い濃霧の中、周囲から聞こえてくるのは何人もの断末魔。

 

魏延隊ともすでにはぐれてしまっている。

 

 

 

厳顔(くっ・・・いったい何が起こっておる・・・!)

 

 

 

厳顔は濃霧の中、一人で走っていた。とにかく事態を把握しようとするが、落ち着こうとするので精いっぱいである。

 

そんな中、前方から厳顔目掛けて正確に矢が飛んできた。

 

あと一歩で射抜かれそうになった時に、なんとか体が反応し、かろうじて手にした豪天砲で弾き飛ばした。

 

 

 

厳顔(チッ、張魯の奴め、敵味方の区別なく射殺す気か!?とにかく、この霧をどうにかせんことには・・・!)

 

 

 

爆音による影響か、まだキーンという音が頭に響いており、厳顔は顔をしかめながらも、

 

閃光により視界がぼんやりしている中、この霧を回避すべく、霧の薄い場所を探して走り続けた。

 

しかし、矢による攻撃は、何本も何本も途切れることなく正確に厳顔の方に飛んできた。

 

 

 

厳顔(なぜだ、なぜわしのおる位置が分かる・・・!たとえ紫苑であってもこの視界の悪さではこうはいくまい・・・これも張魯の妖術

 

だとでもいうのか・・・!?)

 

 

 

四方八方から正確に自身の命を狙ってくる矢をはじきながらも、厳顔はなんとか矢による弾幕が薄く、

 

かつ霧が薄くなっているところを見定め、全力で走りだした。

 

あと少しで霧を抜け出せる。

 

 

 

 

 

―――しかし・・・

 

 

 

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【益州、陽平関正面、side魏延】

 

 

 

魏延隊もまた、厳顔隊同様混乱状態に陥っていた。

 

特に混乱のせいでいったん退くのではなく、逆に前進してしまっていたのが致命的であった。

 

 

 

魏延「チッ!いったい何がどうなっているんだ!」

 

 

 

魏延は爆発の直前に張魯に向かって突撃していたため、他の誰よりも爆音と閃光の影響を受けており、

 

未だ耳鳴りのやまないことに苛立ちを覚えながらも、ほとんど見えていない状態でがむしゃらに前進を続けた。

 

 

 

魏延「クソッ、全く前が見えないじゃないか!」

 

 

 

すると、周りから1人、2人と兵士たちの悲鳴が聞こえてきた。

 

 

 

魏延「どうした、何があった!?」

 

 

 

しかし、兵士たちからの返事はない。ただただ悲鳴が聞こえてくるだけである。

 

そして兵士たちの悲鳴が徐々に増えていく中、魏延の方にも何者かが近づいてくる気配がした。

 

 

 

魏延「舐めるな!!」

 

 

 

すかさず魏延は鈍砕骨で接近してくる謎の人物をなぎ倒した。

 

たとえ見えていなくても、気配があれば魏延ほどの腕があれば何の問題もなかった。

 

魏延の振るった攻撃は的確にその者の頭に命中し、頭がい骨の砕ける鈍い音がした。

 

 

 

 

 

―――しかし・・・

 

 

 

 

 

??「魏・・・延・・・さま・・・」

 

 

 

霧深く視界が閉ざされている中、なぎ倒した兵の口から聞こえてきた言葉は、

 

自身の上官からの予想外の攻撃を受けた戸惑いに満ちたものであった。

 

つまり、魏延がなぎ倒したのは張魯軍の兵士ではなく、自軍の兵士であった。

 

 

 

魏延「なっ・・・!!??」

 

 

 

魏延が戸惑っている中、さらに何者かの殺気が魏延を襲った。今度は魏延の背後より、数は3人である。

 

 

 

魏延「今度こそ!」

 

 

 

魏延は躊躇なく振り返りざまに鈍砕骨を水平に振るい、3人まとめて吹き飛ばした。

 

しかし、今回も先ほどと同様、なぎ倒した張魯兵であろう人物の口から聞こえてきたのは、

 

尊敬する上官からの致命的な一撃を受け、驚きと戸惑いに満ちたもの。

 

 

 

魏延「クッ・・・ソォオオオッッ!!」

 

 

 

そして、三度何者かの殺気が魏延を襲った。今度は四方からである。

 

魏延は一瞬攻撃すべきか迷ったが、未だ直らない耳鳴りで痛む頭を無理やり回転させ、

 

よく考えてみれば、あの閃光をもろに受けていないにしても、この霧の中では相手も見えない条件はほぼ同じはずであり、

 

もしかしたら、自身が仲間であることを知らずに攻撃しているのかもしれないと思い、

 

同じ過ちを繰り返すまいと、こちらからは攻撃せず、見えざる相手の攻撃を受けることにした。

 

しかし、さすがの魏延でも四方からの攻撃は受けきれず、数か所を負傷してしまった。

 

さらに、至近距離まで接近した見えざるものをよくよく目を凝らして見てみると、今度は本当に張魯兵であった。

 

魏延は現場の混乱状態と、耳鳴りによる頭痛と、閃光による目の痛みと、負傷による痛みからイライラが爆発していた。

 

 

 

魏延「チィッ!何だというんだいったい!!??」

 

 

 

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【益州、陽平関正面、side厳顔】

 

 

 

霧を抜け出した先に厳顔が見たものは、弓矢を構えた10人ほどの張魯兵であった。

 

 

 

厳顔(しまっ―――!)

 

張魯兵「放てぇぇぇぇっ!!!」

 

 

 

厳顔が張魯兵に気づいたのとほぼ同時に、張魯兵は一斉に矢を射かけた。

 

矢による弾幕が薄かったのは、厳顔を誘い出すための罠であった。

 

厳顔はとっさに防御し、避けようとするが、完全に不意を突かれていたため、数本の矢をその身に受けてしまった。

 

 

 

厳顔「くっ・・・!」

 

 

 

張魯兵たちは次の矢をつがえ、止めを刺す準備にかかる。

 

 

厳顔「このような単純な策にかかるとは・・・ここまでか・・・」

 

 

 

矢をつがえ終わった張魯兵たちが再び厳顔に狙いを定めた。

 

普段の厳顔なら、そのまま刺さった矢など気にせず、すぐに次の行動に移っているところであるが、

 

運悪く矢は厳顔の両膝に命中しており、立つこともままならない状態であった。

 

そして、今こそかの豪傑厳顔を討ち取る絶好の機会と言わんばかりに、我先にと情け容赦なく放たれた矢は、

 

無抵抗の厳顔へと次々に命中し、厳顔はなす術もなく自身の血反吐を体中にまといながら崩れ落ち、戦場を赤く彩った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――そうなるはずだった。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、不思議なことに厳顔に痛みはなかった。

 

死んでしまっては痛いもクソもないか、最初はそう思っていた。

 

しかし、どうもそうではないらしい。

 

なぜなら、爆音による耳鳴りや、膝に受けた矢による痛みはまだ残っているからだ。

 

そして、目の前には先ほどまではいなかった人影があった。

 

 

 

ここにいるはずのない人物。

 

 

 

ここにいてはいけない人物。

 

 

 

 

??「何とか間に合ったようだな」

 

 

 

 

厳顔の中で一瞬すべての時間が止まった。

 

耳鳴りによる痛みはあれど、音は止まっていた。

 

全ての音が失われたかのような感覚に襲われている中、厳顔の眼前に背中をさらすそのものは、自軍の総大将である男。

 

 

 

人は彼のことをこう呼ぶ。

 

 

 

乱世の救世主。

 

 

 

天の御遣い。

 

 

 

その白き衣をまといし男の名は、北郷一刀。

 

 

 

 

厳顔「御使い・・・どの・・・」

 

北郷「大丈夫ですか、厳顔さん?」

 

 

 

厳顔が受けるはずだった矢は全てはじかれていた。

 

 

 

ただし、はじいたのは直刀を構えている北郷ではなく、北郷の更に前で三節棍を構えている高順の手によってである。

 

 

 

高順「まったく、本当に死にそうになっている仲間の盾になろうとするなんて。守るこちらの身にもなってください」

 

北郷「ははは、すまん」

 

 

 

北郷は申し訳なさそうに頬をかいている。

 

ようやく状況を理解した厳顔は、ここにいてはいけない北郷に対して怒声を上げた。

 

 

 

厳顔「なぜこのようなところにおるのだ!お主の居場所は本陣だとあれほど―――!」

 

北郷「厳顔さん、仲間が体を張って戦っているのに、自分は安全圏で何もしないで見ていられるほど、オレは強い人間じゃないんですよ」

 

厳顔「しかし、だからといって己が盾になろうなど!正気の沙汰ではない!お主、自分の命が惜しくないのか!?」

 

 

北郷「仲間を見殺しにするくらいなら自分が死んだ方がましです、なんてかっこいいこと言えたらいいんでしょうけど、残念ながら

 

オレは命が惜しいですし、死にたくもありません。でも、体が勝手に動いてるんですよね、ははは」

 

 

 

厳顔の当然の疑問も、北郷は体が勝手に動いてしまうの一言で片づけてしまう。

 

ははは、という気の抜けた照れ笑いが一層この場の雰囲気にそぐわない趣を醸し出していた。

 

 

 

厳顔(会って間もないもののために自身の命を投げ打つというのか・・・!なんという危うい者なのだ!この乱世では決して長生きなど

 

できぬだろう・・・)

 

 

 

厳顔は、この戦場に不似合の異質な存在に驚きを隠せないでいた。

 

 

 

厳顔(だが、このような人柄だからこそ、人を惹きつけ、守りたい、死なせたくないと思わせるのであろう。天の御遣い、乱世を鎮める

 

救世主か・・・。ふむ、危うくはあるが、これくらいの人柄が親方様にもあれば・・・)

 

 

 

今この瞬間、厳顔は北郷一刀が乱世の救世主と言われる所以の一端を垣間見た気がしていた。

 

 

 

高順「厳顔様、魏延様が見当たりませんが、御一緒ではなかったのですか?」

 

 

 

高順は、折角の厳顔を討ち取る好機をつぶされた腹いせとばかりに、構わず射かけてきた張魯兵の攻撃を防ぎつつ尋ねた。

 

 

 

厳顔「うむ、張魯の面妖な術のせいで隊は崩壊、さらにこの霧のせいでバラバラにされてしまったわ」

 

高順「なら、さっさととあれらを片付けて、すぐに助けに行きましょう。ですよね、一刀様」

 

北郷「ああ、そういうことだ」

 

 

 

もはやここまで来てしまえば、北郷が魏延を救い出すまで止まらないことは高順も十二分に承知のことであり、

 

後は任せろ、とは決して言わなかった。

 

 

 

厳顔(仲間の為に、更に戦場の奥へと進むというのか・・・!これが、天の御遣い、北郷一刀という男か・・・!)

 

高順「では、しばしお待ちください」

 

 

 

そう告げると、高順は矢を叩き落とした三節棍を袂にしまい、やけに長い両腕の袖を一気にまくり上げた。

 

現れたのは二機の仕込み弩。

 

 

 

高順「すぐに終わりますので・・・」

 

 

 

そう告げたその刹那、高順の表情が一変した。さながら獲物に狙いを定めた獣のようである。

 

すると、目にもとまらぬ速さで打っては矢を装着し、撃っては装着しを繰り返し、

 

数秒の内に目の前にいた10人ほどの張魯兵を蹴散らしてしまった。

 

 

 

高順「お待たせしました。それでは行きましょう」

 

厳顔「ほう、相当の腕だな」

 

北郷「すげぇ、人力連弩だ・・・」

 

 

 

負傷した厳顔の応急処置を施した後、北郷と高順は、魏延を助け出すために霧深い陽平関の奥地へと駆けだした。

 

 

 

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【益州、陽平関正面、side魏延】

 

 

 

魏延は完全に裏目裏目という泥沼にどっぷりとハマってしまっていた。

 

張魯兵だと思って攻撃すると自軍の兵で、自軍の兵だと思って防ごうとすると張魯兵というように、悉く行動が裏目に出ていた。

 

結果、次第に魏延の精神は削られ、疲弊していき、そのような不安定な精神状態が、

 

さらに敵味方の判断を鈍らせる、という悪循環に陥っていた。

 

 

 

魏延「クソッ!!クソッ、クソッ、クソォオオオッ!!なぜだ、なぜなんだ!!」

 

 

 

至近距離での爆発による耳鳴りと、閃光の影響で機能の低下している視覚、

 

そして一向に晴れない霧による視界の悪さも、より一層魏延の焦りを募らせていた。

 

 

 

魏延「おのれ張魯!卑怯だぞ!正々堂々戦え!」

 

 

 

しかし返事をする者はいない。そして再び、背後から何者かの殺気がした。

 

 

 

魏延「この魏文長を舐めるなああああっっっ!!!」

 

 

 

ついに完全にキレてしまった魏延は、敵味方の判断を放棄し、自身に向かってきたものをすべからく排除する勢いで、

 

自慢の得物、鈍砕骨を振り回し、見えない襲撃者に必殺の一撃を打ち込んだ。

 

魏延の一撃はその襲撃者の頭部にクリーンヒットし、その武器の名のごとく、骨の砕ける鈍い音を残しながら、襲撃者の頭蓋を粉砕した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――しかし・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「焔・・・那・・・よ・・・・・・」

 

魏延「ぁ・・・・・・」

 

 

 

その話し方を聞き違えるはずもない。

 

 

 

??「お主・・・なぜ・・・わしを・・・・・・」

 

魏延「ぁぁ・・・ぁあああ・・・」

 

 

 

幼い頃から、母親のような優しさ、父親のような厳しさを受けてきた、魏延にとってかけがえのない、大切な人。

 

 

 

??「焔・・・・・・・・・」

 

 

 

次に続く言葉は聞こえてこなかった。

 

そのまま、魏延が討ち取った人物は動かなくなってしまった。

 

 

 

魏延「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

魏延の精神はもろくも崩れ去ってしまった。

 

 

 

【第二十三回 第二章:益州騒乱D・霧幻地獄の罠 終】

 

 

 

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あとがき

 

 

第二十二回終了しましたがいかがだったでしょうか?

 

陽平関の戦いも佳境を迎えておりますが、

 

はたして革命軍はこの霧幻地獄を突破することができるのでしょうか、、、

 

そして次回、ついに張魯ちゃんの妖術の全貌が明らかに、、、!?

 

 

それではまた次回お会いしましょう!

 

 

 

次回で第二章も大詰めです、、、!

 

 

説明
どうもみなさん、お久しぶりです!または初めまして!

今回は霧幻地獄の罠、革命軍はずるずると張魯軍の術中にはまっていきます。

はたして一刀君は陽動隊を救い出すことができるのか、、、!


それでは我が拙稿の極み、とくと御覧あれ・・・


※第十九回 第二章:益州騒乱@・劉璋からの試練 <http://www.tinami.com/view/613232>


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コメント
>この時代の非常識を行うのが、一刀の危うい魅力なんでしょうね  傍から見たらただの命知らずな行動なのに、それを魅力的に感じさせてしまうのが一刀君クオリティーなのかもしれません(sts)
この時代の非常識を行うのが、一刀の危うい魅力なんでしょうね(いた)
>ななは無茶をする御使い君のお守りでこれから大変だろうなぁ  一刀君のお守りはホント命がけですよね、いつか痛い目見るに違いないw(sts)
>正々堂々は愚者の言葉っすよ。  焔那は策とか頭を使った戦いは嫌いというか苦手だから正々堂々戦えとか言っちゃうんです。だからタンポポとかに遊ばれちゃうw(そこが可愛くもあるのですが)(sts)
一刀君カッケェェェェと思ったらななさんでしたわww ななは無茶をする御使い君のお守りでこれから大変だろうなぁ^^;(くつろぎすと)
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