恋姫 華陀紀行216
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 やっと、文官としての仕事が一区切りしました。

 

 

 後は、立案書などを実際に実行していき、そのなかで上がった問題点を解決していくので、その際に呼ぶだけだそうです。

 

 

 結局呼ぶのかと思ったりもしましたが、今までよりかは遥かに楽なのは間違いないでしょう。

 

 

 調練の方も順調で、なんとか形にはなってきました。

 

 

 もともとの下地はあったんですが、ここ数年離れていたせいで、完全に騎馬隊仕様に変わっていました。

 

 

 それを歩兵隊仕様を加えただけです。

 

 

 もちろん騎馬の調練も行いましたが、こちらははっきり言って自主トレみたいなものですね。

 

 

 馬の扱いに関しては、ほとんど俺よりもうまい人ばかりですし。

 

 

 諜報部隊も形だけは出来たので、運用しています。

 

 

 今回は、武力を鍛えるよりも先に、情報を得たかったこともあり、体力と教養を重点的に鍛えました。

 

 

 いま国内がどうなってるのか気になるんですよね。

 

 

 やっと平和になったと思ったら、誰かに邪魔されてしまいましたし・・・。

 

 

 何が不満なのかさっぱりです。

 

 

 そんなに自分が天辺に立ちたいものなんですかね?

 

 

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 いつも通り調練をしていたら、月たちが戻ってくるとの報が届きました。

 

 

 二ヶ月足らずで戻ってきたところから考えるに、一度出直してきたと見るべきですかね。

 

 

 もしくは、なにがしらの物品を要求されたので、それを相談しにきたか・・・。

 

 

 まあ、会ってみればわかることです。

 

 

 後数日で戻るとのことなので、それまで待ちますかね。

 

 

 ・・・。

 

 

 詠が、調練場にくるなんて珍しいですね。

 

 

 いままでは、文官として働くか、劉協のところに行くかの二択だったのに・・・。

 

 

「詠がここにくるなんて珍しいな」

 

 

「月たちが戻ってくることは聞いてる?」

 

 

「ああ。さっき聞いたばかりだ」

 

 

「じゃあ内容も知ってるの?」

 

 

「そこまでは聞いてないな」

 

 

「そう・・・」

 

 

 交渉は失敗したと言うことでしょうか?

 

 

「交渉が失敗したのか?」

 

 

「いえ。交渉は成功したわ」

 

 

 たった二ヶ月で、交渉を成功させるとは、かなりすごいことではないでしょうか?

 

 

「成功したならいいじゃないか」

 

 

「そうね。本人がいいって言ってるみたいだし、私たちがどうこう言う必要はないわね」

 

 

「よくわからないが、何か要求されたのか?」

 

 

「まあ、要求されたと言うか、意気投合したみたいね・・・」

 

 

 意気投合するなんて、一体何があったというんでしょう?

 

 

「要求されたわけではないなら問題ないな」

 

 

「そうね・・・。調練続けて頂戴」

 

 

 なんかあったんですかね?

 

 

 何かを要求されたわけでもなく、交渉が成功したならいいと思うんですが・・・。

 

 

 結局詠がなにしに来たのか不明なんですが・・・。

 

 

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 月たちが戻って来たときに、葵の姿がありませんでした。

 

 

「葵はどうしたんだ?また、途中で賊でも発見したのか?」

 

 

 葵は賊を見つけるとすぐに行ってしまうので、困りものです。

 

 

「えーっと・・・。詠ちゃん説明してないの?」

 

 

「・・・こう言うのは本人同士の問題だから、他がどうこう言うものじゃないと思うのよね」

 

 

 詠がどこか遠いところを見つめながら言ってます。

 

 

「でも、肉親なんだし言っておいたほうが、よかったんじゃ・・・」

 

 

「言ったら絶対こいつはここを抜け出すわ!」

 

 

 俺にたいして、抜け出すようなことをしたと言うことでしょうか?

 

 

「なんだ言ってなかったのか?葵なら匈奴の単宇ってやつと結婚したぜ」

 

 

「「「・・・」」」

 

 

「なんか間違ったこといったか?」

 

 

「翠・・・もうちょっと空気を読んで頂戴。白夜が固まってるわ」

 

 

「どうしよう詠ちゃん」

 

 

「まあ、このまま放っておきましょう。翠も戻ってきたし、調練に関しては問題ないわ。諜報についても、形だけは整えてるみたいだし、報告も私に来るようになってるから。月は劉協皇帝をお願いね」

 

 

「なんかまずかったみたいだな・・・」

 

 

 ・・・。

 

 

「翠も白夜をつついてないで休んだらどう?」

 

 

「そうだな」

 

 

「あのままでいいのかなあ・・・」

 

 

「勝手に復活すらから、ほっとけばいいのよ。それより、月も長旅で疲れてるでしょ?劉協皇帝に会ってから休むといいわ」

 

 

「うん・・・」

 

 

「じゃあ。私も一緒に挨拶してから休むとするかな」

 

 

「そうね。では行きましょう」

 

 

説明
本作品は華陀への転生ものです。
【注意事項】
素人の書きなぐりです。
はっきり言って自己満足なだけのものです。
一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。
また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。
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コメント
息の根を止めにいけよ(gt)
結婚する前にするべき事があるって一緒に行った人たち止めなかったのかな。(陸奥守)
お兄ちゃんに相談も無しに、そんな・・・って事で突撃するだろうな。原作キャラじゃないから相手の人となりも不明だし。(カノン)
タグ
オリ 恋姫†無双 素人 華陀 

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