新・恋姫無双〜聖獣達の彼方へ〜 第5話
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 ―河南郡 城―

 

 城の中の一室に一人の少女が寝ていた。

 そんな中、屋根の上から黒ずくめの服を着た間諜が降りて来て、少女の寝台の横に立ち持っていた短剣で少女の寝ている所に

 刺そうとした時

 

 ガシッ!!

 

 間諜

  「・・・・・・!!」

 ???

  「汚らわしい間諜ですね? お嬢様に手を出そうとはいい度胸ですね!」

 

 一人の女の子が間諜の腕を掴んでいて動きを止めていて、片方の手には氣弾を溜めていた。

 

 ???

  「失せなさい!!」

 

 ドゴッ!!

 バコーン!!

 

 間諜

  「ぐわぁ!!・・・・・・」 ガクッ

 

 間諜は壁をブチ抜き飛んで行き、気絶した。

 

 ???

  「ふぅ〜・・・・・・まぁ、古狸の間諜ですか? 最近、多いですね?」

 少女

  「・・・・・・ん・・・ふわぁ〜・・・むにゃむにゃ・・・何なのじゃ?」

 ???

  「あ! お嬢様・・・すみません。間諜の掃除の為に壁を壊してしまいました・・・・・・」

 少女

  「良いのじゃ・・・妾を守ってくれたのであろ?」

 ???

  「そうですけど・・・!」

 少女

  「良いのじゃ・・・雪にはいつも苦労をかけるのじゃ・・・・・・」

 

 少女は女の子の外套を外した。

 女の子の名は徐晃。字を公明。

 

 少女

  「雪には褒美として、何かあげたいのじゃが・・・・・・何か欲しい物は無いのか?」

 雪

  「いえ!!・・・・・・・あ!・・・・・・・・・でしたら・・・一つだけいいですか?」

 少女

  「うむ! なんじゃ?」

 雪

  「今日の公演で私の好きな曲を・・・歌ってもらっていいですか?」

 少女

  「そんなので良いのか?」

 雪

  「はい! 是非お願いします!」

 少女

  「分かったのじゃ! 曲は何が良いか?」

 雪

  「そうですね・・・・・・え〜と「き○ん○・ら○ん」を歌ってください!!」

 少女

  「分かったのじゃ!」

 

 少女は笑顔で頷いた。

 

 雪

  「(やっぱり・・・可愛いなぁ〜・・・・・・美羽様〜!!)」

 

 一人で萌えている雪あった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 第5話「黄龍を担いし少女」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―河南郡―

 

 ここは美羽が治める地。

 商業は発展していて、治安もよく大陸の中では5本指に入るほどの良い街である。

 しかも、美羽に対する民の声は好評のみ悪評などは聞こえることがない。

 美羽は民の為の政治を行い、民の為に力を振るう事に力を入れていた。

 更に、民の娯楽になるように

 

 美羽

  「皆の者ーーー!! 元気かえーー!?」

 観客

  「「「「「おぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

 大勢の目の前に掛け声を出していた。

 

 美羽

  「うむ♪ 良い返事なのじゃ!! 早速1曲目に行くのじゃ!!」

 観客

  「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 美羽

  「曲は『キャンディー・ライン』なのじゃ!!」

 

 美羽が言うと後ろに控えている女官が楽器を弾き始めた。

 伴奏が始り

 

 美羽

  「グッドモーニー! ゆるむねじ きつめに回しちゃって 間に合うわ ダッシュして 飛び乗れキャンディ・ライン」

 

 

 

 

 

 ―会場近く―

 

   「よれたウォーキン 早めに直しちゃって――」

 

 ???

  「この歌は・・・・・・」

 

 4人組の一人が歌に反応した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 美羽

  「グッドモーニー! それはグローリー 掴みにゆくのストーリー まだまだ これからだ 飛び乗るあたしのキャンディ・ライン!」

 

 曲が終わると同時に

 

 観客

  「「「「「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」」」」

 

 大歓声が起こった。

 

 美羽

  「ありがとうなのじゃ〜!! 2曲目は・・・「ちょっと待った!? 俺もやるぜ!!」・・・・・・!!」

 

 突然の声に観客は一斉に反対側を向いた。

 そこには

 

 一刀

  「よぉ〜美羽。中々の盛り上がりぐわいじゃないか?」

 

 そこには一刀に輝里、桃香や桜葉が立っていた。

 

 美羽

  「義兄上!」

 一刀

  「これからは俺も混ざるぜ〜! 輝里、桃香、桜葉!! 行くぞ!!」

 

 一刀は美羽のいるステージまで走っていった。

 

 輝里

  「一刀様!! お待ちください!!」

 桃香

  「待ってよ〜!」

 桜葉

   「旦那らしいな?」

 

 3人も走って行き

 

 一刀

  「久しぶりだな、美羽?」

 美羽

  「・・・・・・お帰りなのじゃ、義兄上」

 一刀

  「使わせてもらうな?」

 美羽

  「うむ!」

 

 美羽は笑顔で頷き、

 

 美羽

  「ここからは妾の義理の兄の北郷兄ぃに歌ってもらうぞ!!」

 観客

  「「「「「うおぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 一刀達の準備が終わり

 

 美羽

  「義兄上・・・・・・」

 一刀

  「応!! 3人共、行くぜ? 観客の皆ーーー!! 2曲目は・・・『覚○ア○デ○テ○テ○』・・・・・・」

 

 桃香がギターで

 

 ♪♪〜

 

 そして輝里が重なるようにベースギターで

 

 ♪♪〜

 

 最後に桜葉がドラムで

 

 !!

 ♪♪〜

 

 伴奏が流れ

 

 一刀

  「果てのない轍(レール)の上 勇敢な一歩踏み締める 一切合切 ノープロブレム 直感を研ぎ澄まして進めぇぇぇ〜」

 

 

 

 

 

 

 輝里&桃香&桜葉

  「「「Jump into myself」」」

 一刀

  「ためらわずに」

 輝里&桃香&桜葉

  「「「Jump into yourself」」」

 一刀

  「飛び込むんだ さぁ〜 go my way〜〜〜」

  「その向こうへ! さらに向こうへ! もう〜 何ひとつ怖れるものなんてない」

  「Make the life 君自身が〜 君に奇跡をもたらすんだ 自問自答の連続だって 誰もが次なるwinner〜!!

   何度だって! 希望を抱いて〜 駆け出した足を止めないで 迷いさえ振り解いて〜 蜃気楼さえも掴まえるのさ 勝利へのイメージ

   を抱いてゆこう〜 飽くなき夢の 更にその先を行け最後はそう 笑ってよ〜 You might also like〜」

 

 ♪ ♪〜 ♪ ♪〜 ♪ ♪〜 ♪〜!!

 

 観客

  「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」」

 一刀

  「ありがとーーー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ―城・王座の間―

 

 美羽

  「驚いたのじゃ! いきなり義兄上が来るとは思わなかったのだ」

 ???

  「そうですよ〜 ちゃんと報告を入れて下さいよ〜」

 

 美羽の隣で文句を言っているのは張勲。

 

 雪

  「でも凄いですね? いきなり来てあんなに上手く歌うなんて。私じゃ無理ですよ」

 一刀

  「まぁ・・・な。それでも美羽には敵わないがな・・・・・・後の二組は?」

 七乃

  「まだの用ですけど・・・・・・「今着いたわよ」・・・「・・・・・・着いた」・・・・・・ご覧と通り、到着したみたいです」

 

 そこには白虎師団と玄武師団の全員がいた。

 

 雫

  「カズくん〜!!」

 

 ガバッ!!

 

 一刀

  「おっとと! 久しぶりだな、雫・・・・・・その様子だとまた曹操辺りに、でも絡まれたか?」

 雫

  「うんうん!! 正直言ってある意味で怖かった・・・・・・」

 一刀

  「そうかそうか・・・・・・恋・・・元気だったか?」

 恋

  「(コクッ)・・・・・・皆・・・元気だった・・・・・・一刀は?」

 一刀

  「元気だぞ・・・・・・こっち来いよ?」

 

 恋は近づいて行き

 

 一刀

  「(ナデナデ)・・・・・・ご苦労様だ」

 恋

  「・・・・・・(コクッ)//////」

 七乃

  「え〜と・・・・・・再開の所、悪いのですが〜」

 一刀

  「あぁ・・・二人共、続きは後でな?」

 雫

  「は〜い」

 恋

  「・・・(コクッ)」

 

 二人は一刀から離れ

 

 美羽

  「雪よ!」

 

 シュッタ!

 

 雪

  「はい。間諜はいませんでした」

 美羽

  「うむ! では、今回の招集の訳を話すのだ・・・七乃よ」

 七乃

  「はい〜 最近、黄巾を身に纏った賊が横行しているようなのです。一刀さんが仰った時期と、

  ほぼ重なりました」

 一刀

  「そうか・・・準備の方は?」

 七乃

  「出来ていますよ〜 3年掛けて育てた4部隊分の訓練兵が62000人ですね。配分はどうしま

  しょうか?」

 一刀

  「そうだな〜 均等に25500人ずつで配分するか〜?」

 恋

  「(フルフル)・・・・・・一刀・・・恋のところ、少なくていい」

 音々音

  「そうですぞ、にぃにぃ。2000人もいれば何とかなりますぞ」

 蘭

  「私達の師団は突撃型ですから・・・実践、経験豊富な兵でお願いしますね?」

 一刀

  「・・・・・・という訳で恋と所に精鋭を2000だな? 雫の所は多い方がいいか?」

 雫

  「うん。私達の所は基本的に兵器運用だから、手勢は多い方がいいかな?」

 輝里

  「でしたら・・・25000でどうですか?」

 夕華

  「そのくらいなら問題ないですね」

 帷

  「実戦経験が積めそうです」

 來花

  「・・・・・・実戦」

 雫

  「そうね・・・じゃあ、25000で大丈夫よ」

 七乃

  「残りは35000ですけど・・・どうしますか?」

 桃香

  「そうだね〜・・・・・・15000くらいで大丈夫かな?」

 桜葉

  「そうだな・・・少数の攻城戦部隊だしな。そのくらいで十分だろ」

 一刀

  「なら、俺達は残りの20000だな」

 美羽

  「そうじゃな・・・・・・皆、絶対生きて帰ってくるのだぞ? これは黄龍師団師団長の命令じゃ!!」

 全員

  「「「「「応!!」」」」」

 

 全員で声を上げた。

 

 

 

 

 

 美羽は各地で戦っている四神の中心に当たる、黄龍師団の師団長を務めていて、主な役目は

 各地で戦っている師団に物資や兵の提供などを主にしている。

 河南郡で美羽が公演で稼いだ金で物資などの資金源に当てている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 四神の動き出す時は目の前まで来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
黄龍が登場!!





美羽と一刀が歌う〜!!





*1月1日 訂正しました
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コメント
と、いうより現代語と英語の歌詞ばっかりなのに民が参加できてるのが謎。(飛鷲)
雪蓮達はどうなっているんだろう?(GUN)
指摘ありがうございます。一応やっときました(3K)
俺も同感ですかね。余り運営の手を煩わせない内に、歌詞を自主規制しておくべきかと…。どうしても歌詞を載せたい場合でも、歌い始めの1〜2行分に留めておくのが無難ですよ。(クラスター・ジャドウ)
JAS○ACが目をつけないうちに歌詞の部分に関しては修正した方がいい…かな?  (闇羽)
タグ
恋姫 聖獣 四師団 一刀 美羽 七乃 雪(徐晃)  

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