チートな魔法使い
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第五話 遺跡にトラップはテンプレだと思う

 

クロノ視点

 

こんにちは。こうして話すのは初めてだな

時空管理局執務官を務めているクロノ・ハラオウンだ

今回僕らは、ある遺跡のを調査しに行くと言う

スクライアの人たちの護衛をしている

だが、それは表向きの依頼。本当の依頼は

あの、【英雄】の監視である

正直僕は、【英雄】が嫌いだ。大っ嫌いだ

何故なら彼は、僕が一番嫌いな犯罪者だからだ

4年前のテロ事件。あれによって、オーガストの

治安は、時空管理局が手出しできなくなったのだ

事実上の、独立だ

だが、僕は認められなかった

彼らにどんな理由があろうと、テロはテロだ

犯罪行為に変わりは無い

そのテロリストは、僕ら時空管理局が必死になって守ってきた平和を壊したんだ

許されるわけがない

なのにオーガストの住人達は、彼らを革命軍と呼び

実際、4年前の事件の時もテロリストの味方をしていたらしい

僕はその時は、執務官の試験で忙しくて戦場に向う事は出来なかったが

その戦場に住民たちが押し寄せ、テロリストを守ったらしい

そして、極めつけは管理局とその世界の国王が

手を組み住民を苦しめていたと言う映像が

世界中に流されたと言う事だ

これによって、いくつかの管理局員が裏切り

事実上、テロリストの勝利で幕を下ろした

そのあと、テロリスト側はオーガストから

管理局を追い出し。世界を自分たちで支配している!

そして、管理局にもたらされた被害も大きかった

あの映像を見た住民たちは、管理局を否定し

独立を支援したんだ

その結果、管理局はオーガストから撤退を余儀なくされた

正義が、悪に敗北した瞬間だった

この知らせを受けた僕の中に渦巻いたのは

底知れない怒りだった

そしてそれは、世間から【英雄】と呼ばれることに

酔いしれている犯罪者、カルマに向けられた

実際、管理局も彼の行動は問題視している

依頼ならどんなものでも受ける彼のやり方は

次元世界のすべての平和の妨げになるような行動だ

それは、許されていい事じゃない

だからこそ今回は、スクライア一族の護衛をしながら

彼を監視し。あわよくば、逮捕するのが任務だ

そのために、エースの人たちが集められた

その中に、僕の名前があった時は

発狂しそうな位嬉しかった!

だが、到着してみればどうだ

彼はこちらを敬うどころか、管理局を侮辱したんだ

許せない。許すわけにはいかない

そう思った僕は、彼に対して攻撃をした

一応非殺傷設定にしてある

僕は犯罪者じゃないんだ。殺しはしない

だが、僕の攻撃が彼に当たったかと思ったら

その攻撃が、僕に跳ね返ってきた

とっさのことで反応出来ずに直撃してしまった

何が起こったのか、全く分からない

魔法を使ったようには見えなかった

ということは、何らかのロストギアを所持しているのか

それとも、レアスキルか

僕は頭が混乱する中、地面にうずくまってしまった

かなりの魔力を込めたため、威力が高い

反応出来なかった僕にとっては、それは十分なダメージになった

ゼスト「クロノ!!」

すぐに僕の近くにゼストさんが駆け寄って来てくれた

だが、返事をする事も出来ない

すごく痛い

「なるほど。どうやら今の管理局は

気に入らない相手には攻撃をしても

問題は無いという

ルールでも出来上がっているようですな

と言う事は、こちらからも反撃をしても

なんの問題も無いと捉えていいんですね」

なんだと、ふざけるな!!

お前みたいな犯罪者が、ふざけたことを言うな!

だが、これは都合がいい

これを理由に、公務執行妨害でこの男を逮捕する

そうすれば、次元世界は平和に近づくんだ

そう思った僕は、すぐにゼストさんに言おうといした

彼を捕まえてくれと

犯罪者を捕まえてくれと

だが、その言葉は口から出る事は無かった

犯罪者から、とてつもない魔力が放出されたのが分かったから

明らかに、AAランクほどの魔力がある

信じられない。こんな犯罪者がこんなにも力を持っているなんて

そんな考えと同時に、僕の中にある怒りが込み上げて来た

なぜこれだけの力があるのに、管理局に協力しない

なぜ、平和のために使えない

なぜ、犯罪者なんかになるんだ!

ゼスト「すまなかった!今回は、こちらが悪い」

クロノ「ゼストさん!」

なぜですかゼストさん!相手は犯罪者なんですよ

なぜあなたが謝るんですか!

ゼスト「いいか、クロノ!

今さっきお前がやった行動は、そのあたりにいる

犯罪者となんら変わらない!」

クロノ「!!・・・・・・・くそっ!」

悔しい。悔しい。悔しい

ゼストさんに恥をかかせてしまった事が

犯罪者にしてやられたことが、悔しくてしかたがない

「ま、別にいいですよ。こちらには、被害が無かったわけですから」

ゼスト「感謝する」

なっ!!

僕はこの時、信じられない物を見た

あのゼストさんが。正義感あふれるあのゼストさんが

犯罪者に、頭を下げたんだ

「・・・相変わらずだな、あんた」

突然、犯罪者が敬語で話すのを止めた

「そいつは、アンタの弟子か?」

ゼスト「いや、後輩と言ったところか。

この子は、別の部隊で執務官を務めている」

「はあ!!こんなガキが執務官だと!!」

なにやら、犯罪者が驚いているようだが

今の僕は聞いていなかった

ゼストさんと犯罪者が、まるで友達の様な感じで話をしている

そこには、犯罪者も、管理局も無いみたいに

ユーノ「知り合いなの?」

「こいつとは、4年前に殺し合った仲だ」

ユーノ「えっ!!!」

・・・・・・・・は?

いまこいつ、何て言ったんだ?

ゼストさんと、殺し合い?

ゼスト「おいおい。変な事を教えるな

あの時は、確かに互いに深手を負ったが

殺し合いをしていたつもりはないぞ」

「なにをいってるのやら

かなりガチで攻撃しに来たくせに」

カトレア「そうですよね。最初に狙って来たのが

急所でしたから」

「ほら、証人もいるぜ」

ゼスト「うっ・・・・・・・」

あのゼストさんが言い負かされている

いや、そこじゃない!!

なんだんだ、この二人の話は

本当に、友達みたいな気さくさがある

「なあ、そろそろ行かないか?もう暇でしょうがなかったんだ」

ユーノ「あ、うん」

ゼスト「そうだな」

カトレア「待ちくたびれましたよ」

クロノ「・・・・・・・・・・」

ゼスト「・・・?どうした、クロノ」

クロノ「あ、いえ。なんでもありません」

なんなんだ、この男は。それに、話の中に出て来た4年前って

間違いなくあのテロ事件じゃないか

「そういえば、気絶した奴らはどうするんだ?」

ゼスト「ああ、それならこっちでなんとかするさ」

「いや、そこは医療室なりせめて船に運んでやれよ」

リンディ「それなら、こちらでやっておきます」

突然母さんの声が、響いた

空中を見ると、モニターが映し出されている

・・・あれ?なんだろう

母さんの顔を見た瞬間、違和感を感じた

母さんはいつものように笑っている。そのはずなのに

なぜか、とても悲しそうな顔をしていた

 

カルマ視点

 

はい皆さん!!この作品の主人公。カルマです!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・

やめよう。なんか、俺のキャラじゃない

俺たちは今、遺跡の中に入っている

見た目は、ほとんどがぼろぼろだが

入った瞬間、周りに明かりがついたのにはびっくりした

「どうやら、この中のエネルギーはまだ生きているみたいだな」

カトレア「そのようですね」

ちなみに、あの後の事なんだが

あのクソアマが気絶した奴らを回収した

そのあと、俺たちは遺跡の中に入ったと言うわけだ

なに、リンディと話をしていないのかって

はははっ!バカを言うなよ

誰があんな女と話をするか

あんな、簡単に人を見捨てられるようなやつとなんか

話す事は無い

と言うわけで、俺とカトレアとユーノ

あと、ゼストにクロノが付いてきたと言うわけだ

「それにしてもユーノ。一体何があったんだ?

管理局が来るなんて、聞いていなかったんだが」

ユーノ「ああ、それはね。長やみんなを説得しようとしたんだけど

結局ダメで。でも!どうしても力を貸してほしかったから

条件付きって事で認めてもらったんだ」

「その条件ってのが、後ろの戦闘狂とガキと言う訳か」

ユーノ「うん・・・・・って、戦闘狂?」

「ああ、あのゼストとかいうオッサンわな。強い奴と戦うと興奮する変態なんだ」

ゼスト「失礼な事をいうな。俺はそんな人間じゃないぞ」

「何言ってんだよ。戦っている時に嬉しそうに笑っていたのはどこのどいつだ」

ゼスト「うっ・・・・・・」

本当に、こいつは口が弱い

それに、戦闘狂なのは本当だ

あの戦いで、何度こいつに殺されかけたか

「まあ、俺もある程度楽しませてもらったし

別にいいんだが」

ユーノ「・・・・・・・もしかして」

「まて、なにを言いたいのか大体分かったが

それだけは無い。断じてない」

こんなオッサンと一緒にされたらたまったもんじゃない!

「で、ここにはどんな罠があるんだ?」

ユーノ「えっとね。もうすぐ見えてくると思うんだけど

・・・・・・・ほら、あれだと思うよ」

そう言ってユーノが指さした方向には

壁一面に小さな穴が開いた通路だった

「・・・・・・・・・」

ユーノ「・・・・・・・・・・」

カトレア「・・・・・・・・」

ゼスト「・・・・・・・・・・」

クロノ「・・・・・・・・・・」

うん。とりあえず言わせてくれ

「わっっっかりやすいな!!!!!罠」

これあれだろ!壁から何か出てくるんだろ

ものすごく丸見えじゃないか!!

ユーノ「えっ!もうわかったの!」

「いやいやいや!もろわかり・・・・・・・・・あっ」

カトレア「マスター。どうやらこの通路に、幻術魔法が

掛けられているみたいです」

「なるほど。だからか」

ゼスト「どう言う事だ?」

ユーノ「カルマ?」

疑問符を浮かべているほかの奴はおいといて

「カトレア。これを外すとなると、俺だけじゃキツイ

ユニゾンするぞ」

カトレア「はい。ユニゾン・イン!」

とりあえず、魔法を使うためにカトレアとユニゾンする

まあ、だからと言って見た目は大して変わらない

ただ、両腕を包むように三本の赤い線が浮かび上がったり

右目に額から顎にかけて、赤い線が浮かび上がるぐらいだ

さて、ここでユニゾンした理由を説明しよう

知ってのとおり、俺の力は

イメージしたものを、魔力と言葉で現実にする魔法だ

この力のいいところはイメージ出来たものと、それに合った言葉

そして、必要な量の魔力があれば何でもできると言うところだ

だが、その一つでも不完全だと力が発動しない

だが、この条件の中で一つだけ不利なものがある

それが、イメージだ

このイメージ。本当に完全に形にしないと

力が発動しない

だから、俺が出来ることと言ったら

他の魔法のパクリだったり

あと、そこにあるものを消したり

まあ、これだけしかできないんだ

だから、イメージに集中しなければいけないんだが

それと同時に、魔力の量を調節しなきゃいけない

これじゃあ、イメージに集中できない

というわけで、カトレアの出番だ

彼女には、おもに魔力の調節を任せている

まあ、逆にイメージを担当してもらうときもある

彼女自身は、記憶力が高く

その記憶した光景を完全に覚えている

一種の完全記憶能力だ

だから、彼女の場合。イメージすると言うよりも

記憶しているものを思い浮かべていると言った感じだ

カトレア「マスター。イメージ完了しました

今そちらに送ります」

「わかった」

カトレアの準備が終わったようだ

ちなみに今回のように、幻術を解こうとした場合

俺には幻術が効かないから、カトレアから見た光景が必要なんだ

その光景を、俺が見ている光景に変える

そうすれば、他の奴らの幻術を解く事が出来る

幻術そのものを消し去ればいい話なんだが

その幻術がどんなものかが分からない以上

イメージしようがない

なに、どうして幻術が効かないかって?

まあ、それについてはのちにち語る日が来ると思う

まあ、あとはカトレアから送られたイメージを見て

そこから、俺が見ている状態を

他の奴が見れるように、イメージする

「・・・・変われ」

ユーノ「・・・・え」

「どうだカトレア?」

カトレア「成功です」

よし。どうやら、うまく言ったようだ

「ユーノ。どうだ」

ユーノ「どうだって・・・・・いきなり、穴が壁のあちこちに」

「OK。そっちの二人は?」

ゼスト「ああ、ちゃんと見えている」

クロノ「・・・・・・どうなっているんだ?」

どうやら、あっちの方も大丈夫なようだな

「じゃあ、次のステップに移るか」

ユーノ「え?」

俺は、さっきカトレアから送られた幻術がかかった状態の通路を

イメージする

「・・・・塞げ」

俺が言葉をつぶやいた瞬間

穴が見る見るうちに、塞がった

それを見届けると、ユニゾンを解く

「ふう。結構疲れたな」

カトレア「お疲れ様です」

ユーノ「えっと・・・・・」

クロノ「これが・・・・・・」

ゼスト「もう、大丈夫なのか」

「ああ、大丈夫だ。さあ、行くぞ」

俺たちは奥の方に向って歩き出す

どうやらこの遺跡、一方通行な様だ

ユーノ「ねえ、カルマ」

「どうした?」

ユーノ「さっきのって、カルマのレアスキルなの?」

「ああ、違う違う。あれは俺の魔法だ」

ユーノ「え?」

よくいるんだよな。レアスキルと間違うやつ

まあ、たしかにレアスキルとも言えなくともないが

「お前らの魔法は、デバイスにあらかじめ魔法をインプットする

必要があるだろう。だから、デバイスがないと魔法が使えない」

ユーノ「う、うん」

「だが、俺の魔法はイメージと言葉と魔力で使う」

ユーノ「えっ!」

「つまり。俺にはデバイスはいらないし

やろうと思えば、何でもできる魔法だ」

そう、イメージさえできれば

本当に何でもできる

ユーノ「すごいじゃないか!

それだと、レアスキルも使う事が出来るの?」

「どうだろうな?試した事が無い」

ユーノ「そうなんだ。でも、それでもすごいよ」

「ああ、だからこの力は万能なんだ

・・・万能にしかなれないんだ」

ユーノ「え、それってどういう」

ゼスト「おい」

ユーノの話をさえぎってゼストの声が聞こえた

「どうした?」

ゼスト「どうやら、行き止まりのようだぞ」

・・・・何言ってんだこいつ

まだまだ先があるじゃないか・・・・・って

「・・・・・・・・ああ、またか」

カトレア「はい。幻術が掛けられています」

おいおい。この遺跡は、幻術がメインの遺跡か

「カトレア。ユニゾンだ。片っ端から外していくぞ」

カトレア「わかりました」

ああ、これは一筋縄ではいかなそうだな

そんな事を頭の片隅で考えながら

目の前の幻術を解除しにかかった

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はい。今回も短く終わりました

でも、一日で書けたのは初めてだ

正直、頭ががががががががが!!!!

そして、近所の小学3年の少年Sが

同じく小学3年の少女Kとリア中になっていたことが判明しました

くっそ、最近のガキは本当にませてやがる!!

でも、ガチで幸せそうな雰囲気出してるから

リア中爆発しろと言えない!!

むしろ、末永く幸せになれとしか言えない

くっそ、俺の春はいつ来るのやら

さってと、盛大に脱線してしまいましたが

今回、カトレアとの初ユニゾン

そして、カトレアの設定の追加

極めつけは、クロノの心境を書いてみました

しかし、これはひどい

でも、この時のクロノって盲目的に管理局を信じている

イメージがある。二次小説の読み過ぎかな?

よく書かれるクロノって、最初はこういうキャラだもんね

確か原作の方でも、頑固な性格だったはずだし

そして、今回の遺跡

おそらく彼らは、あと30個ぐらいの幻術にかかります

そしてそれをことごとく打ち砕くのが主人公

主人公の力が使い方によってはチートになってしまうので

かなり制限はつけたつもりです

まあそれも、カトレアのサポートで台無しになってますが

そして、幻術のきかない主人公

また設定が増えた

実は、こんな設定は初めからありませんでした

でも書いているうちに、どこでユニゾンを披露しようかと悩んでしまい

だったら、そうしなければいけない状況作っちゃおう

そう考えった結果があれです

正直、俺にはあれが限界です

さて、このペースで行けば

明後日ぐらいには、次の話を出せるかと思います

まあ、FFXが面白すぎなので

もしかしたら、もっとかかるかもしれません

それでは次回 チートな魔法使い 第6話

次回もリリカルマジカル頑張っていきましょう

ティーダさーん!!逝かないでー!。゜(゜´Д`゜)゜。ウァァァン

アーロンさんマジ英雄です(*ノ・ω・)ノオオオオォォォォ

説明
早すぎる第5話目
正直、俺の頭がオーバーヒート状態です
では、今回も駄作なのには変わりませんが
楽しく見てくれたらうれしいです
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