恋姫学園物語 17
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この作品は、作者の妄想があふれ出して固まったという不純な動機から生まれています。

原作?なにそれおいしいの?なんてレベルは超越しております。

主人公もげろなんてしょっちゅうです。

それでも良いという方はどうぞお進みくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて、ちょっとペースの早かったランニングが終わって今はクラスごとに集まって何をするかについて相談している。

というのは、この月一体育の日なるものは、基本的に一日体育をするということが目的であり、そのため教師陣から特に指示は出ないらしい。

まあ、早めに決まった者(もちろん個人、集団、クラスを問わない)からその場所なり器具なりを自由に使えるし、一日の最後に何をしていたのかを担任へ報告しなければならないので、サボったりも出来ないんだけどね。

 

そして、体さえ動かせればいいので、鬼ごっこをし続けるとかでもいいのである。

最初聞いたときは驚いたが、聞けばそういうことになっても割と皆真面目に行うので、下手に遊ぶよりよほど疲れるとか。

他クラスの者との共同でももちろん構わない。

朝の詠の発言から察するに、目的がオレにあるならおそらくこのクラスは大変なことになるんじゃないだろうか?

 

「早めに離れておくかな…?」

「お兄!やっと見つけたのです!」

「ん?ねね?」

 

と思っていた矢先、聞き覚えのある声がして後ろを見ると、ねねと朱里、雛里、あと流琉ちゃんと季衣ちゃんがいた。

 

「どうした?」

「お兄と一緒に運動がしたいのです!手は空いてますか?」

「ああ、何をしようか悩んでたから問題ないよ?何をするんだい?」

「じ、実は、体育で鉄棒を…」

「ああ、3人とも苦手だったな」

 

この3人は基本的に頭はいいが運動はからきしなので、未だに逆上がりが出来なかったりする。まあ、最近の学校だと小学校とかでもそこまで熱心には教えないらしいけど。

 

「よし、なら教えるか。ということで鉄棒の場所教えてくれ」

「は、はい!こっちでしゅ!」

 

雛里が引く手に逆らわずについていく最中。

 

「あ、あの…」

 

と流琉ちゃんが声をかけてきた。

 

「どうかした?」

「い、今更ですけど、北郷さんと朱里ちゃん達は兄妹何ですか?」

「…ああ!名字違うもんな。厳密に言えば違うけど、朱里たちの家の都合で家に引き取ってるから、まあそんなものかな?」

「そうなんですか…。朱里ちゃん達も言ってくれればいいのに」

 

どうやら朱里達が言っていなかったらしい。

 

「し、知られちゃったよう」

「うう、家に来られちゃうようになるのかも…」

「あわわわわ…」

「はわわわわ…」

 

何か前で二人がつぶやいてるけどいいのか?

 

「自業自得なので気にしなくていいのです!」

 

ねねは妙に元気だし。

 

「へぇ〜、なら私も兄ちゃんって呼んでもいい?」

 

季衣ちゃんは突拍子もないこと言ってるし…って!

 

「な、なんで?」

「ん〜、なんとなく!でも何か、朱里とか雛里のお兄ちゃんだから私も真似したいなあって!」

「ま、まあ別に好きに呼んでくれてかまわないけど」

「やった!ありがと!兄ちゃん!」

 

なんか…新鮮でいいな。

 

「ところで、君たちは何でついてきてるんだい?」

「特にやることが見つからなかったからうろうろしてたら、朱里達に逢ってさ。そしたら、鉄棒を教わりに兄ちゃんのところに行くって言うから、ついてきたの。ついでに今日やるのも一緒でいいかなって」

「なるほどね。…流琉ちゃん」

「はい?」

 

こっそり、流琉ちゃんを呼んで。

 

「いつも大変だろ、妹たちに付き合ってもらって。悪いね」

「い、いえ!まあ大変ですけど、楽しいですから!」

 

笑顔で即答する流琉ちゃんを見て素直にうれしく思った。

っと、鉄棒が見えてきたな。

相変わらず広い運動場だことで。

 

 

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「さて、まずはどの程度までできるのか見てみないとな」

 

ということで、3人に挑戦してもらったわけだが。

 

「んっ!…あわわ!」

「はわっ!っととと」

 

わが妹達はどちらも腰が引けてしまっていて上がらずといったところか。

 

「いきますぞ…、それ!ぐえっ!」

 

おおう、あれは痛そうだ…。

ねねは勢いつけすぎておなかが鉄棒にめり込んでた。

 

「まあ、ねねは前よりも進歩してるみたいだな」

「す、少しは練習しているのです!でも、なかなかうまくいかないのです…」

「で、うちの妹たちはあまり変わらずか…」

「はわわ…」

「あわわ…」

 

ちなみに、流琉ちゃん達に手本としてやらせてみたら普通に出来てた。まあ、当たり前だよな。

とりあえず、手本を見せてほしいと言われたのでやってみることに。

というか、鉄棒とか久々すぎて懐かしいね。

 

「よっ!」

 

うん、まあ久々でも感覚は分かるからあっさり出来る訳だけど。

 

「はわ〜!」

「すごいです…」

「さすがお兄なのです!」

 

めっちゃ感動されてる…、恥ずかしいな。

 

「兄ちゃん、綺麗だねえ」

「だねぇ」

 

季衣ちゃんと流琉ちゃんまで…。

 

「ま、まあこんな感じが目標だね。とりあえず、足が上に上がることを目標にしよう」

「は、はい!」

 

ということで、練習のために小学校とかによくある助走板(反っくり返ってる逆上がり用)をもらいにいくことになった。

その間は季衣ちゃん達に見てもらってるよ。

 

 

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猪々子 Side

 

「すいません、ちょっと」

「はーい、って一刀!?」

「あ、猪々子さん」

 

かったるい体育倉庫番をしていたら、向こうから一刀が声をかけてくれた。

 

「仕事ですか?」

「あ〜、まあそんなとこかな」

「・・・課題」

「うっ」

 

チクショウ、一刀は相変わらず鋭いやつだな・・・。

 

「また、忘れたんですか・・・。斗詩さんも怒ったでしょう・・・」

「ははは・・・、まあさすがにフォローしてくれなくてよぅ。七乃先生に罰としてやらされてんだよ」

「それはまあ。自業自得といえば良いんですかね?」

「でもま、一刀と会えるって分かってたら自主的に来てたかもな!」

「ははは、オレにはもったいないですよ」

「何言ってんだよ、斗詩はアタイの嫁でアタイは一刀の嫁なんだから、このくらい当然だろう?」

「それいつも言ってますけど、どこまで本気なんです?」

「どこまでも!」

 

アタイは難しいこととか、駆け引きなんて分からないからなー。常に全力!それがアタイのモットーってやつさ。

 

「まあ、それはそれとして。何の用だ?」

「妹たちに逆上がりを教えようと思って。助走板あります?」

「おお、あれか。昔は世話になったなあ。ちょっと待ってろよー」

 

なんだか懐かしいものを聞かれた気がするなあ。とりあえず、奥のほうにっと…。

 

「あ、あったぞ!ちょっと手伝え!」

「はい、どこでしょう?」

「ほら、あの奥だな。普段使わないからどんどん追いやられたみたいだな」

 

そういってアタイが指差した先には、様々な機材につぶされて半分埋もれている助走板が。

 

「あれは、アタイじゃ持ち上がんないから一刀が上げてくれ。アタイが引きずり出すよ」

「分かりました。じゃあ、お願いします」

 

そういって一刀は少し身を屈めて奥へ。アタイも続く。

 

「それじゃ、いきますよ!」

 

そういって一刀はあっさり上の物を持ち上げた。

 

「よっと!」

 

おかげでアタイはスムーズに引きずり出すことに成功!

 

「はいよ、一応書類に名前書いて、何借りたかを残さないといけない決まりなんだ」

「分かりました。ちょっと待ってください」

 

入り口まで戻って、書類を手渡したアタイは手持ち無沙汰になってじっと一刀を眺めた。

 

「………」

 

一刀のやつ相変わらずスゲー綺麗な字書くよなあ。書道部のやつが勧誘する気持ちも分かるよ。一刀が目当てなのがバレバレだから手伝わないけど。

 

「はい、これでいいですかね?」

「…よし、それじゃ終わったらここまで持ってきてくれ。アタイももう少ししたら終わると思うから、その時のやつに確認してもらってくれな!」

「分かりました、失礼します」

 

そういって一刀は助走板を担いで行ってしまった。

 

「相変わらずカッコイイやつだなあ。うんうん」

 

アタイもますます一刀に惚れたぞ!

 

 

猪々子 Side 終

 

さて、板も借りれたことで練習再開。

 

「ここを思いっきり…蹴る!…はわぁ!(ゴン!)」

「だ、大丈夫?足が…」

 

朱里、勢いつけても腰が引けてたら足だけ振り上げちゃう…。

 

「あわわ…、あ、足が…」

「も、もうちょっと前にしようか…?」

 

雛里は足が届いてない…。

 

「ぐぬぬ…、ふん!…キュウ」

「ね、ねねちゃん!?」

 

ねねは勢いがついた分、余計にお腹を打ったな…。

 

「これは、なかなか骨が折れそうだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 あとがき

 

どうも、作者のmorikyouです。

今回はいかがでしたか?

 

まず、更新が大幅に遅れてスイマセンデシタ…orz

ネタがうまくまとまらなかったのと、実家のほうで引越しすることになって、そのゴタゴタで手放していたものですから…。

大急ぎで上げた割りに今回は駄文感がものすごいです。

突っ込みどころが多いと思いますが、生暖かく見守ってください。

誤字などは遠慮なくどうぞw

 

次回以降の予定はまったく立ってませんが、思いつき次第書くので、それほど長くはかからないと思います!(フラグ

 

では、次回をお楽しみに!

 

 

 

説明
一刀と恋姫たちが現代の学校で繰り広げる物語。 笑いといちゃこらと(視聴者の)嫉妬からできています!


大変長らくお待たせしました!(待っててくれるような人がいればですが)
言い訳はあとがきでしていますので、とりあえず本文をどうぞ!
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コメント
>迷い猫@翔さん コメありがとうございます! そういっていただけて嬉しいです! 次も出来るだけ早くがんばりますね!(morikyou)
>sugerless777さん コメありがとうございます! そういうコンセプトで出来た一刀君なのでw ご他聞に漏れず鈍感まで搭載の超チートキャラです(マテ(morikyou)
更新待ってます!!!!!!(迷い猫@翔)
一刀さんもはやチートwww(sugerless777)
>nakuさん まあ、彼女たちはライバルが増えていった現場を多く見てきているので・・・w 流琉ちゃんのませた感じは私も好きですがね!(morikyou)
>Folsさん コメありがとうございます! 実は私も中学上がるまで逆上がりできなかったもので、妹ズのあれは経験談だったりします^^;(morikyou)
あぁ……妹ズのみんな頑張ってね。よくやりそうなミスがいっぱいある。(Fols)
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