リリカルなのは〜翡翠の戦士と七つの才牙〜
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「どうだ?調子は?」

 

「すっかり良くなってるな、来週には退院出来るそうだ」

 

「「……へ?」」

 

雄火斗の言葉に剣也と美月は目を点にした

 

「……雄火斗さん?」

 

「何です?」

 

美月はおそるおそる質問する

 

「えと……確か3ヶ月の入院の予定でしたよね?」

 

「?そうですが?」

 

「お前……入院したの何時からだ?」

 

「?……三日前だけど?」

 

「「凄い回復力だな(ね)!!?」」

 

雄火斗の言葉に二人は叫んだが……

 

「あなた達!!此処は病院ですよ!!静かにしなさい!!」

 

「「御免なさい!!」」

 

ナースに起こられてしまった……

 

その後、静かに、ほんとに静かに三人は会話し、美月は帰る時間になってしまったので帰って行った

 

ーーー

ーー

 

「にしても驚いたな……美月さん、来年スターライト学園に入学するとは……」

 

「俺も驚いた……」

 

残った雄火斗と剣也は先程の美月の話を思い出していた

 

「そう言えば紫穂や葵、薫の学校の友達がスターライトに入りたいって言ってたな……」

 

「バベルの三人娘のか?」

 

剣也の言葉に雄火斗が質問し、「あぁ……」と剣也は答える

 

「その子、レベル2のテレポーターでな……もしかしたら世界初の超能力アイドルになるかもしれないな……」

 

「そうなったらノーマルとエスパーの間にある壁も少しは減らせるな」

 

「そうだな……その為にも俺も頑張らなくては……」

 

「お前は頑張り過ぎだ」

 

「?そうか?」

 

「……」ギュオ!!

 

雄火斗は魔法等の話が出るので防音結界を張る

 

「ウィル……剣也の先月の依頼数は?」

 

「えと……ARAGOが三件、バベルが十件、そして聖王教会が十件の合計二十三件ですね……その内の殆んどは護衛、教導、取締や捜査となっています」

 

「……うん、やっぱりお前やり過ぎだな」

 

「その内倒れるな」

 

ウィルの言葉に雄火斗とそのデバイス、トビが呆れながら言う

 

「?ちゃんと自己管理しながら依頼こなしてるが?」

 

「一日で五つの依頼をしたり、化童子に代わりを頼んだりしてますしね」

 

「「……」」

 

二人の言い訳に呆れ果てた二人だった……

 

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「あ、そう言えばさ雄火斗……」

 

「?何だ?」

 

「誰かに零番目の才牙の事教えたか?」

 

ピシッ

 

剣也の言葉に雄火斗が固まる

 

「……何で……?」ダラダラ……

 

雄火斗は内心冷や汗を流しながら聞く

 

剣也はそれについて答える

 

「……てな訳だ」

 

「さ、さぁ…知らないな〜…」

 

そう言いながら目を逸らす雄火斗

 

「……ホントに?」

 

ガシッ

 

剣也はそう聞きながら雄火斗の頭を掴んで強引に振り向かせる

 

「俺の顔見て断言出来るか?」

 

「…………」ダラダラ……

 

「コ・タ・エ・ロ」

 

「じ、実はその……」

 

雄火斗がとうとう観念し、話す

 

ー説明中ー

 

「ふーん、つまりなんだ?零番目…つまり″龍の才牙″を持つ人を探している女の子に感知の仕方を教えた、と…」

 

「龍の能力はどういうものか教えたはずですよね?何考えているんですか?バカか?バカなの?バカなんですか?」

 

「御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい……」

 

雄火斗の説明を聞き、剣也とウィルがマジギレ、説教し、雄火斗は雄火斗で目が虚ろになりながら謝罪していた

 

……うーん、NARUTO の世界で忍界大戦起こした人とは思えないなby 作者

 

「……その辺にしておけ、雄火斗も反省している」

 

トビが雄火斗の様子を見てそう言って止めたのだった

 

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「……ったく、まだいい足りないがこの辺で勘弁してやる」

 

「以後、気を付けるように」

 

「はい……」

 

剣也とウィルの言葉に雄火斗はもう知らない人には言わないと固く決意したのだった

 

「にしても、そいつの狙いが解らないな……龍の才牙で何をする気なんだ?」

 

トビの言葉に『確かにそうだ』と三人(?)は思った

 

「そう言えば初めて会ったときに『私が私であるために』って言ってたな……」

 

「私が私であるために……?」

 

「それって今は自分は自分ではないってこと?」

 

「どうだろ?……とにかく今夜に会議があるからそこでもう少し考えるつもりだ……」

 

「そうか……なぁ、剣也」

 

「?なんだ?」

 

「俺も通信で参加する、もとはといえば俺が感知の仕方を教えたのが悪いし」

 

「……勝手にしろ、通信はウィルに通せ、じゃあな」

 

「解った、じゃあ」

 

そして、剣也は友枝町に行き、桜達を迎えに行き、アースラに連れて行ったのだった(因みに桜達は明日の学校は休みなので音恩の家に、泊まっていることになっている)

 

余談だが桜達はアースラを見て驚きまくっていたと言う……

説明
第42話お見舞い(後編)、説教、余談というか次回に会議
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