1/72 F-15A イーグ
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説明
前作のTF-15Aに引き続き生産初期のF-15イーグルを作りました。
派手なバイセンバードのイーグルが完成して長年の荷物を一つ下ろしたのも束の間、やはり水色のイーグルも作りたいとの思いが沸々と湧き上がりどーしたものかと思案していた所、地元の模型屋さんにストリークイーグルが売れ残っているのを発見し、これ幸いとばかりに購入。
はじめはLAレターのルークAFBの機体を作る気だったのですが、機首に付くホワイトメタル製の長い観測プローブを見ているうちにどうにも我慢ならなくなって、後先考えずに主翼翼端をはさみでバッサリ。その瞬間に今から作る機体はF-15初号機に決定!
明けて翌朝、あらためて机の上の昨夜の乱心の跡が残る主翼を見て本当に完成までこぎつけられるか激しく不安になりましたw

F-15Aプロトを作るにあたってハセガワのキットからの改造点は以下のとおり。
スピードブレーキの小形化。
主翼先端の形状変化。
スタビレーターの大型化。
垂直尾翼先端のマスバランスの大径化。
射出座席をエスカパックに変更。
主脚扉の開閉リンク制作。
機首、垂直尾翼のデカール作成。

スピードブレーキやマスバランスは前作のTF-15Aと同じ工作なので恐ろしくすんなりと工程が進みました。
主翼、スタビレーターの面積増大はおおまかな大きさに切った積層プラ版を接着し、平ヤスリで形を整え、廃棄ベントなどを0.3mmプラ板で再生させてます。

機体の工作と平行して初のデカール制作にもかかります。
昔のマックで使っていたPhotoshopCS1でフリーフォントとネットで拾ってきたマクダネルのロゴを組み合わせて文字類を調整し、F-15の黒塗りシルエットはスコードロンシグナル社のF-15 inActionの中表紙のイラストロゴを基に加工しました。
印刷はミラクルデカールにブラザーのインクジェット機でコート剤を使用せずそのまま印刷しました。にじまないインクの吐出量を見つけるのに苦労しました。
印刷面のオーバーコートはマイクロのリキッドデカールを原液のままエアブラシでサラッと吹き付けてあります。そしてそのまま機体に貼るまでのあいだ約1ヶ月ばかり放置してました。

塗装はグンゼのエアスペリオリティブルーを基に自分のイメージする水色に。
色が出来上がるまでかなり悩んでしまって、調色を重ねた結果80ml瓶に2本もできてしまうという大失態w
そして難関のデイグロウ塗装。
以前作ったFA-18A+のデイグロウは悩んだ結果、普通のオレンジ色の塗装で済ませてしまったのですが、今回は面積的にも機体の性格的にも蛍光色で塗るしか選択肢はありません。
プラ板に何通りもの配色で吹付けをして実機に近い色合いを探り試行錯誤しました。
納得できた配色は、下地に彩度を下げたくすんだ淡いピンクを吹き、その上にガイアカラーの蛍光レッドを塗り重ねるというパターンでした。

デカール貼りはお決まりの、ミラクルデカールの扱いに難儀しました。
デカールそのものにコシと厚みがあるので機体のスジボリにうまくフィットしません。
マークセッターを大量投入すると突然伸び始めてつじつまが合わなくなったりもします。
ただ巷で言われているスルメのような丸まり症状はなぜか全くありませんでしたので比較的楽に貼ることができました。

…それまでは。その後がいけなかった。
機首右側のロゴの配置に失敗して急遽ロゴ調整ののち印刷してリキッドデカールを今度は希釈してデカールに吹きつけ、1時間後に機体に貼り直した時は…牙を剥いたミラクルデカールにほぼお手上げ状態!
強烈に丸まるは、糊は飛んでしまうは、マークセッターで微妙に変形するはで酷い目に会いました。
印刷しなおした1枚分だけなので騙し騙しどうにか貼ることができましたが、あの丸まるデカールシートを機体の何箇所に貼るなど想像もつきませんw
事後検証していないのでなぜこんなにも違う性質のデカールになったのか定かではありませんが、初めのデカールで奇跡的に成功した際の手順は、リキッドデカールを原液でうっすら吹く。約1ヶ月放置する。の2つです。

機体各所の細かいステンシルは前作で使ったSky's Decalsのものを。このシートは2機分のステンシルが印刷されているので今回も重宝しました。
Skysdeclas-Best of iaf modelling
http://skysdecals.webs.com/

機体の汚しはハードなテストフライトを重ねた機体なので実戦機さながらの濃い目の汚しで。
機体下面は特に濃い目にウオッシングしました(写真忘れ)

今回の製作にあたって初めての事がいくつかありました。デカールの印刷と蛍光塗料の使用です。
翼端を切り飛ばした翌朝は不安でいっぱいでしたがw 心配をよそに最後まで難題に直面することなく作り終えることができました。
ハセガワの傑作キット、F-15を2機連続で作った感想は、やはり素性が良いキットは手を加えるのも楽しい。それでいてスーパーディテールモールドではないので加工箇所も違和感なく仕上げられる。
バランスのとれた本当に良いキットです。
でもってやっぱりLAレターのルークAFBのF-15も一機並べたいなぁ。
キャンディーケインストライプの機体を。
またそのうち作りそうな予感がします。


Kit Data
Hasegawa 1:72 F-15A Prototype 1st Pre-Production

※追記
王冠頂きました!ありがとうございます!
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コメント
sigp226maidさん コメントありがとうございます! 付け焼き刃の知識なので完全ではありませんがわかった範囲はほぼ手を付けました。ただし主脚ホイールだけは自分の力では解決できませんでした。今度発売されるGWHの1/48イーグルには部品が入ってるみたいです。3Dプリンタが普及すればここらへんの問題もあっさり解決しちゃうのかも!ですね。(traffic408号線)
初期生産型って今のF-15と細かく違うんですよね。でもこれはちゃんと再現されていて、良い仕事してると思います。(Project SiG)
foxbase_alphaさん コメントありがとうございます! 試作機が無かったイーグルは初めからすでに完成された形をしていたんですね。凄いなぁって思います。 今はお忙しいいのですね。余裕ができたらまた完成品を見せて下さい(´ω`)ノシ(traffic408号線)
これぞ戦闘機!って感じで、イーグルはやっぱカッコいいですね。あぁ、プラモ作りたい・・・(泣)(foxbase_alpha)
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1/72 F-15 アメリカ ハセガワ イーグル 飛行機 実験機 

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