緑猫 リュードラ2
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説明
私は2メートルぐらいのフェンスを乗り越えてマンションの屋上に入る。ここは人目につかないし、景色も日当たりも良いところにゃ。
「んん〜っ、今日は雲一つない青空だねぇ〜♪」
 私は着ていたカーデを脱いでフェンスにかけて大きく伸びをする。やっぱり体毛に直接日や風が当たるのは気持ち良いわぁ♪ せっかくの綺麗な緑の毛並みを服で覆い隠してしまうのはもったいない。
「…みゃああ」
 私に続いて屋上に入ってきたミドラちゃんは険しい顔をしてこっちを睨んできた。
「んにゃ、誰も見てないしいいの!」
 風で飛ばされないようカーデの袖をフェンスに結びつける。
「よしと」
「…みゃああ?」

 しばらくしてからカーデに袖を通す。屋上だと、風や日当たりが良いからか生乾きだった服がすぐに乾くにゃ。
「んにゃああ〜ミドラちゃんに貰ったカーデ良いにゃぁ。ゆったりしてて」
「ん、これ後ろ丈が短くなってるから尻尾が動かしやすいよ」
 ロング丈の上着は、スリット入れるか穴開けないと尻尾が自由に動かせなくてイライラするから、後ろに向かって斜めに丈が短くなっているというのは便利ね。んにゃ、フードみたいな大きくゆったりした襟や肘にボタンも付いているのもおしゃれで良いね。ま、使う事はあんまないにゃね。
「んにゃ、洗い替えにもう一着ぐらいこれ貰おうっかな♪」
「んみゃ、これ高かったからお金ね」
(=°人°=)づ
「んにゃあああ〜ミランシャちゃんならいらない服とか沢山タダでくれるのにミドラはケチくさいにゃあ〜」
(=´人`=)


「ミドラはどれくらい高い所から飛び降りれる? さっきは屋根からだったけど」
 リュードラ姉は屋上の端っこの塀の上に立つ。そこは危ないよ。
「んみゃ、2〜3階ぐらいかな? 下が芝生ならもう少し高くてもいけるけど」
「へぇ〜私はこんなに高い所からでも飛び降りれるよ。見てて♪」
「みゃあああ!?」??????(=°人°=)??????
 リュードラ姉はいきなり屋上から飛び降りた。人間より運動神経が優れた猫人で、下には高い木と池があるとは言え、さすがにまずいよ。
「んにゃ、びっくりした? すぐ下の踊り場に降りただけだよ。流石に13階から飛び降りるのはマズイからね。まあ、下は高い木と池があるから大丈夫かも?」
 おそるおそる下を覗こうとすると、リュードラ姉は素早くよじ登ってきた。みゃああ、このすぐ下は階段の踊り場だった。(=^人^=)ホッ
「んっ、危ないからマンションの階段で遊んじゃダメだよ!」
「みゃ!?」
「んにゃあ!?」
 ミランシャ姉がフェンスの向こうの通路に立っていた。リュードラ姉の尻尾の毛がブワッと逆立つ。
 ミランシャ姉はフェンスを飛び越えて入ってくる。ミランシャ姉は私達の尻尾を掴んでズルズル引っ張る。みゃああ、私は見てただけなんだけど…。
「ほら、ここは立ち入り禁止で危ないから二人とも端っこから離れてね!」
「みゃああ〜」
「にゃああ〜ミランシャちゃんも入ってきたじゃん! ミランシャちゃんもたまにここで日向ぼっこしてるじゃん!」
「…ん、でも、端っこには行っちゃだめだよ。あと、外ではちゃんと服着なよ!」


ミドラ「…みゃああ〜暖かい。屋上での日向ぼっこはいいなぁ〜」

リュードラ「…んにゃあ〜一緒にいるのがミランシャちゃんで良かった。クソ真面目なミサナちゃんや、アホのミサラちゃんなら管理人とかに告げ口されて面倒くさい事になりそうだしぃ。ミドラちゃんは犬っ娘のしつけがなってないからなぁ…」

ミランシャ「…ん、いくらなんでも流石に飛び降りたり、脱いだりするのは許容しないよ。ハイハイ、危ないから下を覗き込まないで!」

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緑猫 ミドラ メスケモ ケモノ娘 リュードラ 屋上 

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