【サイバ】天空市お店定点カメラシリーズ〜天空稲荷神社社務所編(2)【交流】
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「よお!」

「こんにちはー」

「いらっしゃい!」

 次に現れたのは、((寺内鷹斗|じないたかと))、((新月雪夜|しんげつゆきよ))、((厳島|いつくしま))かなこ、そして((別院未来|べついんみく))だ。

「健康祈願のお守り、もらえる? 鷹斗君がプロレスでケガしないように」

 雪夜が唯に尋ねる。

「はい。ありますよ」

「ありがとう」

 お守りを受け取った雪夜はにっこりと微笑んだ。

「あ、ついでに夫婦円満のお守りもくれ! オレと雪夜の二人分な!」

 言ったのは鷹斗だ。

「いや夫婦って」

「早すぎだよ」

 かなこと未来が鷹斗にツッコミを入れる。

「あはは……」

 リアクションに困る唯。

「それにしても、皆さん仲いいんですね!」

「おう。俺たち全員幼馴染だしな」

 鷹斗がうなずく。

「腐れ縁みたいなものね」

 かなこが付け加える。

「豆腐みたいなもんだろ。豆が腐って豆腐になって美味くなるんだ」

「豆腐は腐ってないわよ。それを言うなら納豆でしょ」

「プッ!!」

 鷹斗とかなこのまるで漫才のようなやり取りに、唯は吹き出してしまった。

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「それにしても……」

 唯は雪夜、かなこ、未来の胸元をちらりと見た。3人のバストは豊満であった。

「?」

「いや、何でもないです……」

 敗北感に打ちひしがれる唯。

 未来はそんな唯の様子に気付いたようだ。

「唯ちゃん」

 未来が唯に声をかける。

「はい!?」

 思わずビクッと身体を震わす唯。

「ひょっとして、未来たちの胸見てたのかな?」

「すっ! すみません! 立派すぎるお胸だったので!!」

 唯はペコペコと頭を下げた。

「唯ちゃん、自分の胸が小さいの気にしてるでしょ?」

「ギクッ!!」

 未来に図星を突かれて、唯は目を白黒させる。

「……大丈夫だよ。慰めに聞こえるかもしれないけど、女の子の魅力って胸の大きさじゃないんだよ」

 未来が微笑む。

「俺も、もし雪夜のおっぱい小さくても全然雪夜のこと大好きだしな!」

 と鷹斗。

「鷹斗君……」

 頬を染める雪夜。

「そこのバカップルはほっときましょう」

 かなこはにべもなかった。

「それに、唯ちゃんはまだ小3じゃない。これからいくらでも大きくなるよ」

 ウィンクする未来。

「はい!」

 唯は明るく返事をした。

 

説明
ものっそい遅くなったけどリレー小説2番手。
https://www.tinami.com/view/973335 (Dr.Nさん)→今ココ→古淵工機さん
クレジット(順不同・敬称略):
唯 https://www.tinami.com/view/742179
雪夜 https://www.tinami.com/view/862032
鷹斗 https://www.tinami.com/view/862249
かなこ https://www.tinami.com/view/880746
未来 https://www.tinami.com/view/881143
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コメント
>Abstain companyさん 検討しておきますね。(尾岸 元)
>ヴェルンさん 人生の先輩ゆえのアドバイスですね。(尾岸 元)
>Dr.Nさん 天真爛漫な末っ子キャラだったのによくここまで成長したな未来w ゲストキャラが強烈だと、レギュラーがツッコミに回る現象ですねw(尾岸 元)
唯ちゃんもこの時ばかりは未来ちゃんのが女神に見えていたでしょうねw(ヴェルン)
さすがこの4人の中では「観察眼が鋭い組」に入る未来ちゃんw あと、このシリーズだと、唯が常識人ポジションに回るという不思議な現象がw ありがとうございました!(Ν)
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