_MISS_!
青い土曜日の使者
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説明
ネットに寄せている多くの記事を見ると、カレンダーの日曜と祝日が赤いのは世界的に見やすいからという理由らしい。そして土曜日が青いのは、印刷物の4原色は青・赤・黄・黒なので、色ずれを起こしにくい4原色から選ぶと、赤と黒はすでに使われていて、黄色は目立たないから青にしたらしい。だが土曜を平日と違う色にした理由は、オイルショックや週休二日制の影響がきっかけだという。僕は疑問に思う。それは本当だろうか?オイルショックがあったのは1973年で、国家公務員が週休2日制となったのが1992年、公立学校は2002年に完全週休二日となっている。その頃から土曜日は青くなったというのだが、僕の記憶ではその前から土曜日は青かったような気がする。だいたい週休二日制なら土曜日も赤くすれば良いではないか。僕が小学生の頃は土曜日は半ドンと言って、午前中だけ学校へ行ってた。僕は子供の頃から土曜は半分だけだから青いのだと思っていたのだ。なぜ土曜日が平日と違っているのか起源を調べてみると、以外と歴史が古くて『1876年(明治9年)の"3月12日"に官公庁で土曜半休と日曜休日制が実施されたのが始まり』と記述があった。それまでは、1868年(明治元年)の太政官布告により、31日を除く1と6のつく日(1ヶ月に6日ぐらい)を休日としていたそうなのだ。しかし、欧米との交易などに不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることにしたそうだ。土曜日を「半ドン」と言うようになったのは、江戸時代末期にオランダ語で日曜日・休日を意味する「zondag」(ゾンターク・ゾンダッハ)という言葉が訛って「ドンタク」となり、土曜日は半日だから半ドンタク、略して「半ドン」となったという説が有力だ。だが、1871年(明治4年)から皇居で毎日正午に空砲をドンと撃っていて、土曜日は半日経った時間のドンで仕事が終わるから、「半ドン」と呼ぶようになり広まったという説もある。だから カレンダーの土曜日は1970年代のオイルショックより100年ぐらい前から特別な日であって、週休二日制から土曜日を青くしたわけではないと思ったのだ。そこで昭和20年代のカレンダーを調べてみた。すると、土曜日も黒で印刷されており、平日と同じだった。 どうもすみません。僕の記憶違いでした。お騒がせ致しました。
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